こんなツイートを見つけた。
いま、河鍋暁斎の図録みてて気づいたんだけど、これ鬼熊? pic.twitter.com/Hq3AF56Gwr
— しげおか秀満 (@shigeokahide) 2021年9月4日
それに対する「氷厘亭氷泉」氏のツイートに被せ、こんな事を言った。
むかし、山上たつひこの『がきデカ』や『ボクシン子(ご)』で、熊は獲物の馬を気絶させて引っ張って行く(馬は無意識に動くので、熊は楽)と言う話やそれに取材した絵を見ましたが……。 https://t.co/vW45rg4ZRv
— 克森淳2号 (@a_katu2gou) 2021年9月4日
このあと思ったんだが、山上たつひこは暁斎の絵*1を基に、北海道で熊が馬を獲る話を創作したのかも知れない。『がきデカ』の(一切本編とは関係ない)「こまわり旅日記」と言う一文ではタクシー運転手から聞いた話と言う体裁だったが……。暁斎の絵を見たら、なんともそう思えて。世の中には、嘘つきとか詐欺師とか小説家とかマンガ家とか、沢山いますからね。もし山上の創作だったら、40年も彼に騙されていた事になる。イヤハヤ。
しかしなー。『風雲児たち』のベニョヴスキーではないが、オレも大嘘こいて天下を引っ掻き回せるものなら。言葉の嘘は詐欺になるが、マンガと言う許される嘘の範囲でやれるならやってみたい。
*1:それも氷泉氏の言うように、何らかの画題をもとにしてるんだろうが。