走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

パチ絵・パチモノにも三分の理

 同感である。このツイートは下記記事の「誰か*1の亜流のマンガ」について考えていた時見たので、尚のこと……。

a-katu.hatenablog.com

 んで、個人的にかなりインパクトがあったパチ絵は1987年のはじめ頃に見た、いわゆる「駄菓子屋のクジ」ものの箱に描いていた『聖闘士星矢』のフェニックス一輝と『魁!男塾』の誰か*2だな。パチ絵だから、当然似てないと言うかギクシャクした筆致だった。その頃、オレは月刊OUTの「ヨモスエ警備隊」にハマっていたので「こう言うのをヨモスエと言うんだろうが、誰にどう説明すればいいんだ」と思ったため記憶に残っている。「誰にどう説明すればいいんだ」と言うのは、ヨモスエ警備隊の面白さとかね。とか書いていたら、例によって思春期前半のオレの孤立を思い出して辛く悲しくなって来た。話をパチ絵に戻そう。パチ絵・パチモノ*3が駆逐されたばっかりに、マクラウド氏の言うように「トレス」や「パクリ」に過敏な者が増えた気がする。それでオリジナリティあふれる作品が増えたのかと言うとそうでもなく、コンテンツと呼ばれるもののパイ自体小さくなっているから、一部のメジャーな作品に読者・観客・プレイヤーの目が集中してしまうだけで。それだけ日本がジリ貧になってるって事だが、さみしい気持ちはある。前からオレは「世の中便利にはなっているが、豊かではない」と思っているけど、パチ絵のある余地のない事もその理由のひとつと言っていい。前述の「一部のメジャーな作品に読者・観客・プレイヤーの目が集中してしまう」事とセットになっているからな。オレもビックリマンに対するレスラー軍団シールみたいなものを作って世間を煙に巻きたいと思っていたが、状況はそれを許してくれやしないかも。嗚呼。そう言う思いから、マクラウド氏のツイートが沁みてねえ……。マー、これも本流になれなんだ男の愚痴かも知れんけど……。

*1:主に師匠筋の。

*2:残念ながらそちらは失念。

*3:言っとくけど、ビックリマンシールのニセモノみたいな、著作権や商道徳的にアウトなものではない。