走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ニャームコが取り憑いておる

 取り憑くか。それはそうと、オレは嫌な物語の影に怯えて、自分にとっていい物語を大切に出来んかった。そのため今、精神的に参っている。おまけに「自分で自分がいいと思った物語を作り、世に問う」と言うのも、ままならず……。くさくさしていたところに、こんなツイートを見つけた。

 ミもフタもない言葉だが、深い一言だとも。笑わせるって、ホント骨が折れるからの……とか書いても、気が晴れない。手軽に劇中の誰か*1を殺せば話が進んだり盛り上がったりするシリアスものって、実はすっげえ手抜きが利くんじゃないかとか思い出して、収拾がつかなくなったのだっ! 嗚呼。シリアス描くの、やめようかなあ……。それはそれで、塗炭の苦しみが待っているんだけど。と言うか、オレの絵がシリアス向きかと言う疑問も出たけど、藤子・F・不二雄と言う先例を考えると……。いや、オレは藤子Fのペシミズム・ニヒリズムを超克したくてマンガ描いてたはずなのに、都合よく持ち出すのもな。

 とかいろいろ書いていたら、だんだん腹が立って来た。オレの創作を妨害した連中や、嫌いな作品の作者、そしてなにより自分自身に。だっていまだに嫌いな作品へのアンチテーゼたるものが描けてないんだぜ? いい加減自分に腹も立つわいな。だからと言って、筆を折るつもりはないが。そしたらバカの大関*2だし、描く事が出来んかったら日本全国無銭徒歩嫌いな作家タコ殴りの旅にでも出かけそうで。そして失敗して、人生詰む。それなら、無様でも描いているしかねえでしょうが。それが上手くいかないから、くさくさしていたんだけど。そこに来て「シリアスはいいよな、殺しちゃえばいいんだから」と言う言葉に出会っていろいろ思うところが出来たでしょ? どう言う作品を描けばいいんだ。サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)で描けないテーマや表現を含んだマンガを描きたかったが……。まだチャンスはある、描くだけ描いてみるしきゃねえ。これはサブカルBCにケチをつけてるわけじゃなくて、あそこでかけてるリミッターを解除して、どんな作品が描けるかやってみたいのはあるので。

*1:この場合、人とも限らない。

*2:相撲の番付の最高位が大関だった時代の成句だから、こうなった。