最近「なんか、違いますな」「私は、ファミ通やゲーム批評や映画秘宝みたいな事を言いたいわけじゃなかったんです」と言う思いが強く、オタク話もためらう。自分が話したい事とは微妙に違っていた各種雑誌・ムックの論客と自分がどう違うのかとなって、これからどうすればいいのか、どうしたいのかも見えなくなってしまったのよ。下記記事で「しばらく特撮話はよそう」と言った一因は、ここにある。
マー、オレが一切オタク話を封印したら、話す事ない「無気力な廃人」と化しそうだから、出来るだけ早く「これからどうすればいいのか、どうしたいのか」を見出さなきゃならんが……。ところで前述の「なんか、違いますな」だが、オタク川柳にある「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」を繰り返して行くうちに「なんか、違いますな」が強くなったのかも知れん。あと、一口にオタクとは言えみんなカバーしているジャンルなども噛み合わないから、いろいろ齟齬があるんじゃないかとも。同一ジャンルでだって、解釈違いなどから血で血を洗う抗争が後を絶たないではないか! そこら辺にも思うところがあるけれど、この記事では触れない。逆説的ではあるけど、SNSでの繋がりと言うか「関係の押し売り」が強くなってからと言うもの、趣味が共通していてもオタク同士ですら分かり合えなくなっちまったのでは? とは思うが。単にオレが例によって、偏屈なだけかも知れんけど。あるいは一昨年サブカルビジネスセンター(以下、SBC)に入ってから、それまでより人間関係が広がったり作品を発表する頻度が上がったりで、脳内で考えているだけの時間が減り、自分の視野の狭さに気づいたのも大きいんだろうが……。SBCでも、オタク話だけしてるわけじゃないし。
だが、前述の「一口にオタクとは言えみんなカバーしているジャンルなども噛み合わない」と言う点は、一方でコミュニケーションと言うものの意味や必然を表している。他者から学ぶ点があるって事だからな。そこをどう活かすかが「なんか、違いますな」を克服するきっかけになりそうで。どこをどうすればいいかは、まだ見えてないけど。