ジョージ秋山の訃報を知ったので、追悼の意味を込めてざっくりとだが彼の唯一のシリアスなロボットもの*1『ザ・ムーン』に出て来る巨大ロボット「ザ・ムーン」を描いた。ザ・ムーンは、先に少年ジャンプ版『デロリンマン』の「箱船編」とも言われる最終エピソードにペルリ星人の兵器として出たが、こちらのザ・ムーンは、もうちょっとヒーロー然としたデザイン*2になっている。それはそれとして、この絵では顔がザ・ムーンと言うよりマッハバロンだぜ! 今さら描き直しも出来んがな。
しかしなー、世間の絵描きはなんでささっと上手い絵が描けるのか? 今回描いてみてつくづく思う。いえね、今スキャナーが諸事情で使えないから、フルデジタルで描いているんだけど、上手く行ってない気がして……。それはともかく、ジョージ秋山ですよ。『浮浪雲』とか『銭ゲバ』とかは他の人が語るだろうから、今回ザ・ムーンを描いた。「なんで黄文雄みたいなのと組んで、中国についてのマンガなんか描いたんだ」とかぼやくわけにも行くまい……って、結局書いとる。カドが立つにも程があるから、ツイッターでは言わなかったけどにゃー。ともあれ、合掌。彼の言った「散歩のついでに富士山に登った者はいない」と言う言葉を胸に、絵描きとして生きるしかねえな。