宝島社が子会社の洋泉社を吸収合併する事になり、それに伴って映画秘宝が休刊するそうだ。それに絡み、オレはこんなツイートをした。
スパロボの方が、やや早かったり。 https://t.co/ntwyHN8SYC
— 克森淳（a.k.a.新豊玉三郎） (@a_katu) 2019年12月19日
上記ツイートで引用した話に出てくる映画秘宝関連のムック『まんが秘宝』は、最初に石川賢デザインの真ゲッターロボが参戦した『第4次スーパーロボット大戦』の発売よりあとだった。他にも、まんが秘宝以前に岩佐陽一*1などが、石川賢版ゲッターロボの再発見をしていたし。だからスパロボとまんが秘宝の関係は、引用ツイートの主が言うよりは薄いのではないかと……。スタッフも、独自に資料を集めた上でゲーム化しただろうし。あと、ゲッターロボは第4次以前のスパロボでは使いやすい方だったんですよ。第3次では唯一複数のパイロットの精神コマンドがかけられた*2り、ゲッタードラゴンのシャインスパークが、ボス戦の要だったり……。こう言う背景が、少年キャプテン連載の『ゲッターロボ號』の人気と相まって、ゲッターロボ再評価に繋がった可能性もあると、オレは思っている。
ここから先は、わりと酷い事を言う。とりあえず、下記の記事をお読みいただきたい。
ここで書いた主張に、今なお大きな変化はない。水木しげるを「シーゲル水木」と言い換えるのが、上記記事でも言った「別な方向に歩かせている」行為でなくて、なんだ？ と、繰り返し皆さんに問う。そうでなくても、ムック時代の映画秘宝は……。なので雑誌化しても本誌は読んだ記憶がなく、よさげな特集をしている別冊なども買えなかった。正直、「映画秘宝」の名を冠した本が本屋に並ばないだけでもホッとする。「別な方向に歩かせる」連中が、別のところで再起動しないとも限らないが……。なので題名は「ひとまず」と書いた。これで休刊が取り下げられたら、オレのバカのはじまりはじまり。
*2:『スーパーロボット大戦EX』から、ゴーショーグンなどが複数のパイロットの精神コマンド使用可能になったが。
