走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

別な方向に歩かせる人達

 シティボーイズのコントにこんなシーンがある。

 きたろう・斉木しげるの両名がお〜いお茶の俳句に勝手な解釈をしてるところ、大竹まことにツッコまれる。そのあとこんな会話が。

きたろう「俳句ってのはさ、一人歩きするもんなんだよ」
大竹「別な方向に歩かせてるんじゃないのか?」

 さて、世の中には映画やテレビ番組やアニメやマンガに勝手な解釈を加えて、上記の会話にある「別な方向に歩かせる」連中がいる!具体的に申せば映画秘宝系の人脈の連中(例えば中原昌也とか岩佐陽一とか)なんだが。

 あと、映画秘宝系の人脈とはズレるが、別な方向に歩かせると言えば大槻ケンヂの秋田漫画文庫版『サンダーマスク』の解説が顕著だな。

 サンダーマスクのテレビ版は、大槻が言う程酷い作品とは言えないのよね。視聴率はよかったけど予算の関係で打ち切りと言う初代ウルトラマンジャイアントロボと同じ憂き目に遭ってるし、再放送やそれにあわせたイベントも好評だったみたいだし。番組の権利問題がクリアになれば、再評価のチャンスはありそうな作品かと。それをなんじゃい!

 また、映画秘宝系人脈の一人でもある井口昇が、『電人ザボーガー』のリメイク版の監督と聞いて怖くて見る勇気が出ない私。パラリンザボーガーなんてのが出ると知って、「ああ、別な方向に歩かせてる臭いが」と不安が。見ないで悪口を言ってると岩佐陽一の二の舞になりそうだが、秘宝系人脈が信用出来んのだオレは!

 ムック時代の映画秘宝と、そこから派生したまんが秘宝しか読んだ事ないが、その時感じた違和感が拭えないのでこんな話を。最後にもうひとつ言わせてもらえば、水木しげるをシーゲル水木と言いかえる行為が、別な方向に歩かせてるんじゃなくてなんだ!?あーハラ立つわ。