下記の一連のツイートを見ていただきたい。
やっぱり「人権」と「オタク」が分断された(「人権」の中でもオタクが奉ずる「表現の自由」だけがなんか別枠扱いされ「表現の自由戦士」とか揶揄されるようになってきた)のは、あのオタクヘイトに凝り固まった男があの活動を始めまんまと人権界隈の寵児になったあのへんの時期からだと再確認し合う。
— ClaraKeene (@clarakeene) 2019年8月11日
もちろん全てあの男に吹き込まれたというわけではなく、元々都条例の頃、いやそれ以前から人権左派団体とオタク文化(特にエロ)は相性が悪かった。とは言え溝がクレバスサイズにまで引き裂かれ始めたのは、あの男があの集団を始めた時期と符合する。一個人のヘイトにまんまと場を引っ掻き回された形。
— ClaraKeene (@clarakeene) 2019年8月11日
人権界隈の人々の対オタクイメージの変遷をきっちり書き物から分析したりインタビューしたわけじゃないんでまあ仮説の域にすぎないんだけど、もし本当だったとしたら、近代日本思想史に残るくだらない理由で起きた悲劇的分断。
— ClaraKeene (@clarakeene) 2019年8月11日
あまりにくだらなすぎるから、むしろほんとに仮説であってほしい。
— ClaraKeene (@clarakeene) 2019年8月11日
それを受けてのオレのツイートと、それへのレス。
「オタクの右傾化」も考慮に入れた方がいいので、「あの男」だけとは言い切れない気がします。表現規制に反対しているオタクから、「人権は国が与えるもの」と言う言葉が出た時は絶句しましたし。
— 克森淳 (@a_katu) 2019年8月11日
そっちのオタク右傾化の方のインフルエンサーになったのは誰なのか。それとも特定個人じゃなくて、単にネットの潮流が(なんらかの理由で)そうなっていったもんだから、常人よりネットに依存するオタクが炭鉱のカナリアよろしく有毒ガスに巻かれていったのか。研究はまだまだ進んでいません。
— ClaraKeene (@clarakeene) 2019年8月11日
ClaraKeene氏の言う「あの男」は誰か想像はつくが、実名は言うまい。しかしなー、「あの男」が調子づくには、在特会と言うごろつきの台頭があった*1事を忘れてはならないような。「あの男」が調子づく前に、世間が在特会に厳しく対応していれば、話はまた違っていたろうに。オレがレスした時言及した「オタクの右傾化」も、在特会みたいなのが台頭した地盤と無縁ではないだろうし。あくまで仮説の域を出ない話だから、この分析もどこまで正しいかは不明。
表現規制と人権だが、オレが児ポ法改正について危機感を抱いた頃は、カマヤン(id:kamayan)さんなどが「児ポ法で扱うべきは実在児童の保護であって、創作物規制は行うべきでない」と言う論調でロビイングなどをしていたのに、いつの間にか腐れ保守臭い人権意識の者たちが、デカい面しているじゃねえか! そんな現状に、どんだけオレがげんなりしたか。それで海外からの規制への圧力に、どう立ち向かうつもりなんだよ。さりとて今のオレには、やれる事が少ない。ネットでさえずるヒマもないし、むかしみたいに政治活動する金すらないんじゃ~! オレの後継者もいないし、どうにもこうにも。表現規制に反対している団体にしても、苦しい運営をしている話は聞くが、今のオレにはどうしようもない。と言うか、多くのオタクが、この件でネットでさえずるのをやめ、黙って金を出していればよかったのに。畜生。
さて、これからどうしよう? オレにはもう、どうする事も出来ない気がするし。かと言って、知恵を出してくれる人もおらんだろうし……。うーんなんだー、うーんなんだー!
*1:こっちの名前を出した時点で、「あの男」が誰か分かる人には分かるけど。