走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ひとり遊びに救われたり、「陰キャ」をいじめる奴の陰湿さだったり

 最近、読書したり絵を描いたりゲームしたりと言った、ひとり遊びが苦手になっている*1が、むかしはそれに大いに救われたんだよな。なんで苦手になったんだろう? 人付き合いをしていくうちに、孤独に耐えられなくなって来たのかも。マー、中には付き合わん方がよかった相手もいたが、それは今回言及しない。ひとり遊びに救われた話だけど、それが自分を自宅より広い世界に連れて行ったり、見知らぬ遠くの友に心を寄せる事が出来たからなんだが、近年そんな楽しさを感じられなくなった。持病の統合失調症陰性症状が想像力を奪っているからとか、前述のように人付き合いを覚えて、ひとり遊びだけじゃ満足出来なくなったのではとか考えられるが、どれも決定的な要因とは言えないような。正直、なんでこんな事になったか、自分でも分からないのだ。

 それにしても、たとえばひとり遊びが好きな者を「ネクラ」やら「陰キャ」やらと呼ばわり、いじめて来る奴らのどこが明るいんだろう? やってる事はかなり陰湿だってえのに。たとえば30年前、マル勝ファミコン誌上で、ある投稿人に「チョー気持ち悪いんだよてめー!」とか、「男のくせに女の絵が上手いやつなんて、ネクラで女にモテないやつに決まってらー!」とか、挙げ句の果てに「死にやがれ!」とか、「名無しで」絡んだハガキが載せられた。おまけに、故・中野豪が煽るようなマンガまで描いて……。流石に編集部は次の号で謝罪したが、名無しであんなハガキ出す方がよっぽど陰湿だよ。この件に限らず、陰湿ないじめをやってる側が「自分は暗くない」とか「マジョリティだ」とか「普通の人間だ」とか思える、ある種の能天気さはなんなんだろう? 「陰キャ」なオレとしては、戦わねばならない能天気さだと思うが。また、そう言う能天気さが、いじめの陰湿さを粉飾している気もするぞ。

 世の中ひとり遊びを頼りに生きるしかない者も少なくないのに、世のマジョリティはそれを理解しとらん……。オレの若い時分よりはマシになったが、まだまだ危なっかしい。と言うか、この話書いてたら気が滅入って来た。この辺で終わる。

*1:絵を描くのはコミュニケーションの一環足りうるが、ここではひとり遊びとして取り扱う。