走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

さみしくなくなりつつある

 このブログにいろいろコメントが来るようになって孤立感はやわらぎ、さみしくなくなりつつある。梶原一騎の、「自分の信念を世の中に逆らっても貫こうとする人間は、どうしても一匹オオカミになる」と言う言葉のとおりになる事を覚悟した時もあったが、まだそこまでオレは追い詰められてないようだ。

 そこから一気に、話が多様性について飛躍する。オレには最近の「多様性」と言うものが、自分たちの価値観への同調圧力合戦になっているように見えてなあ。だから「多様性」とカギカッコを付けたのだが。何度も言うが同調圧力合戦をやり出したら、それに一番長けた今の保守派に勝てるはずもない。価値観を推すと言うのはそう言うものだと言われそうだが、共生とやらを目指しているなら、同調圧力合戦に強い勢力との全面対決ではダメな気がしてなあ。ではどうするのかは、これから考えるのだが。と言うか、「多様性を言いながら、自分たちの価値観への同調圧力合戦になっては、まずいのではなかろうか?」ってところから、オレは一歩も前に進めていない! 「オレの価値観に渦干渉しないでくれ、あんたたちにも余計な事はしないから」を、上手く伝えるにはどうすればいいかや、それを踏まえていい意味でおせっかい焼きになるべき時はどうすればいいのかが、全然見えて来ない。マー、『男はつらいよ』の寅さんが煙たがられる*1ような当世では、後者のハードルは高すぎるかも知れないけど。

 ツイッターで繰り広げられてる「自分の好みの価値観を、世の中の中央に据えようとする殲滅戦」だって、結局は長いことパターナリズムお化けでいる保守派に軍配が上がりそうで。そうなったら、きゃつらのおこぼれで生きていくのも難しい。経団連は終身雇用をあきらめ、麻生太郎は「年金に頼らず自分でなんとかしろ」と言い出す世の中だからな。誰がはじめたか知らないが、いつわりの「多様性」による同調圧力合戦の果ては、悪しき新自由主義による蹂躙かよ。オレはどうすりゃいいんかなあ……。マー、これだけ書いておけば、誰かヒントをくれるかも知れん。さみしくなくなった今なら。最悪、前述の「自分の信念を世の中に逆らっても貫こうとする人間は、どうしても一匹オオカミになる」を覚悟して生きるしかないのかも知れない……てな事言うから、人が話をしたがらなくなるのだ。コメントくれてる皆さん、ごめん。ううう~! コメントくれてる皆さんがどうとか言うんじゃなくて、今はさほど世の中に逆らってるつもりはないけど、世間がどうなるかって話で。

*1:劇中でも、あまり歓迎されてなかった気がして来たが。