走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ボケを引き出すようなツッコミ

 『平成ネット史(仮)』の前編で宇野常寛が、「日本の二次創作などを生む文化と、出る杭は打たれる風土はコインの裏表。一億総ツッコミ社会」と言っていた。しかし上岡龍太郎が、かつてパペポTVで「漫才のボケとツッコミではボケがアホだと思われがちだが、ツッコミもアホ。ツッコミがアホな質問するから、ボケもボケられる」と言っていたんだよな。自分のアホをさらけ出してのツッコミはなかなか難しく、ましてや上手くボケを引き出すツッコミからのアホな質問(ネタフリ)となると……。と言う事は、一億総ツッコミ社会とも言えないのではなかろうか? マー、宇野常寛の言う事を真に受けるのが、前述のボケとツッコミの話で使ったのとは別の意味でアホなのかも知れないが。

 ボケを引き出すようなツッコミの話であるが、多くのツッコミたがる者がアホになりきれていないのも確かだ。オレもそうだし。上手くいいボケを引き出せてないもんなと、つくづく思っているので。オレは天然ボケの癖に、ツッコミに回りたがると言う恐るべきタイプだと思っていたけど、上岡の話からすると、天然ボケなのかどうかもあやしくなって来た。いちいち自分の言った事を疑うのもしんどいが、性格だから。

 と、ここまで書いて、話が続けられなくなった。これ以上どう話を展開すればいいか、分からなくなって。宇野常寛ぶん殴ったろか? とか言うわけにもいかないしねえ……。言ってるやないかい! ……ああ、寒い。寒いツッコミだ!