ふざけた題名だが、ちと深刻な話をせねばならんのだ。だからちょっとふざけちまった……。
>RT 「インターネットにも国境を」というのが大多数の新興国や発展途上国の意見。国連傘下の会議体や、中国ホストの国際会議などで、そうした意見が顕著に表明されている。IGFも徐々にそうしたトーンが強まっている。グローバルな空間だったインターネットの世界は、確実に分断されつつありますね。
— Noriaki Yoshikawa (@yoshikawanori) 2019年2月16日
ネットが分断されているような気配はしていたが、ここまでとは。あ~、やっぱり。考えてみれば今までの歴史を思うに、為政者がネットを自由な空間のままにしておくわけはなかった! 戦時中の日本で、民間人によるラジオの短波放送の受信を禁じた*1り、スターリン政権下だったかのソ連で、海外の切手を収集している者を警戒したり……。この前例を考えれば、当然の帰結と言えよう。しかし、GAFAがなんて言うかねー。
理論上世界中と繋がっていたネットが、ローカルなものになるのは寂しい。pixivで海外の者に絵を見てもらっていた身としては、なおさらだ。ネットが分断されているような気配については下記の記事にも少し書いたが。
ネットを規制しながらも上手くやっているように見える*2中国の話や、サウジアラビアがツイッター社に圧力をかけて政府に批判的な者のアカウントを監視しているとか聞いて、ネットが自由な空間である事を各国の為政者は望んではいない気がしたが、まさかここまでとは……。反対に世界の……特に日本の民衆は、抗議する術も意識も失ったような。どうなるんかなあ、これから。