【古書収穫】野村昭『俗信と偏見 キツネモチ偏見の心理』(昭和40年/今井書店)
— ナカネくん (@u_saku_n) 2019年1月19日
著者が松江に住み10年。「キツネがひとにつく」と信じられ差別に繋がっていることに気がつく。
そこで調査を始めたが、この俗信を「存続させようとする社会的な圧力」があるという… pic.twitter.com/n74c1Hr4R6
このツイートを見て、「こっわー!」と思った。世の中、差別的な迷信や俗信を維持しようとする目に見えない圧力があるって事に。これって、他のところでも……たとえばハンセン病患者への偏見にも起きていたかも知れないし、他にもいろいろ……。「世の中が開ければ、迷信なんて廃れる」と思っていたが、どうやらそんな単純な話ではなさそうだ。とても怖い話……。
話は飛ぶが、「ゲーム脳」をありがたがる年寄りも、こんな社会的圧力の一助になってんだろうなあ……。背中がうすら寒い! しかしなー、今のオレには、この怖さを語る言葉がこれ以上ない。ないが、無理して書く。旧来の秩序に固執する者が世の中にはいて、それを維持するために社会的な圧力をかけているとなると、いわゆる「ファクトチェック」もたいした事はないし、メディア・リテラシーどこ吹く風と言う事になる。オレはその果てには、荒廃した社会しか残らないと思う。そんな荒廃した社会だからこそ、のうのうと生きられる者もいるから恐ろしい。これ以上言葉を重ねても陰謀論みたいになるし、まず誰にも分かってもらえないだろうけど。