走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

多面の告白

a-katu.hatenablog.com
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 上記ふたつの記事で三島由紀夫の言葉を取り上げたが、両方ともオレの印象に残っていたマッチョだったり強面だったりする三島の面からは想像もつかないほど、細やかな人間観察がなされている。他にもオカルト趣味と言い、人間は多面的に見ないと物事を見誤る事もあるのね。

 ひるがえってツイッターだと、一面的に人を見たり、一面的に行動したりする手合いが少なくないわねえ……。これも一面的な見方だと思うけど、こんな事言うにはいろいろあってなあ。それはさておき、三島の事を強面と言ったのは、楯の会やら市ヶ谷での決起呼びかけからのハラキリやらで、ねえ。のちに週刊TVガイドで、『黛敏郎はポスト三島由紀夫なのか』と言う特集を組まれたところを見ると、三島が生きていた当時は右派言論人として見られていたようだし。ちなみに黛敏郎は、のちに日本会議の前身となる団体の代表だかに収まる。もし三島が長生きしていたら、同じ事していたんだろうなあ……。