走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

イモだからイモと言ったまでだ!

a-katu.hatenablog.com

 上記記事の、続きみたいな話。上記記事ではオレが中二になりたての頃の話をしたが、今度は少し時間を戻して中一の頃(たぶん)の話を。

 中一の頃、呉の美術館にロダン展が来てうちの学年で見に行ったが……。その時「考える人」の足元を、多くの同級生どもがぺたぺたぺたぺたと触り出したのだ! 考える人はビリケンさんじゃねえ! と、当時ビリケンさんの事を知っていたら言えたのかも知れないが、あいにくまだ知らなかったのでそんな感想は抱けず。しかし奴ら、何がしたかったんだ?

 そのあとスケッチなどの展示品を見ていたら、学年で一番のワルだったヤンキーがオレのうしろから「こんな事して、なんになるの?」とか、いろいろオレをバカにするかのように聞いて来た! くっそー。いやなら適当にぶらついてりゃいいのに、オレをおちょくりやがって。しかし腕力の差がありすぎ、何も言えずに耐えるしかなかった……。志穂美悦子長渕剛に食らわしたような、強烈な回し蹴りの一発でも奴に浴びせる事が出来たなら。

 それにしても、こんな連中を文化や芸術が理解出来ないイモと言わずなんと言えばいいのだろう? それで今回のタイトルも、あんな調子に。しかしながら、上記過去記事と今回の記事に挙げたような連中を見ていたのも、オレがかつて表現規制反対に身を投じた一因だったのかも知れん。「芸術と言うのは誰かが守ろうとしないと、価値の分からないイモによって捨てられてしまう」と言う恐怖が、意識下にあったと言うか。そんなこんなで、今のツイッターと言うか我がタイムラインを見ていると、あの頃を思い出して悲しくなるような話があってなあ……。言って客観的な状況が好転するでもないから、何とは言わないけど。