走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

イモ・イモ・イモ!

 オレが中二に進級した時の事である、新しい教室の黒板には、先輩が描いてくれた歓迎と祝福を表す絵が描かれていて、オレはその絵を気に入った。まではよかったんだが、すぐにその絵に落書きがされるようになった。「誰がやったか知らんが、酷い事しやがる」と、その頃少し話せる同級生に言ったら、「いいじゃないか、どうせいつか消すんだから」と言う返事が来てすっげえがっかりした覚えが。いつか消すにしても、落書きしていい理由にはなりますまい? そこを当時、上手く言語化出来んかったのは、かえすがえすも残念であった。

 それにしても、あの時うちのクラスには芸術を理解出来ないイモばっかりだった。落書きした奴も、オレに冷たい返事をした同級生もイモだ! こんな連中に囲まれて、精神的に豊かに暮らせるわけがない。つまらん中学時代だった。田舎の男の圧倒的多数は、こんなイモばかりだ……。文化的・芸術的な素養があったりすると、その者は早々に田舎を離れる。でもオレは離れる事が出来んかった、トホホ。確かに離れられなくても広島市内に出るようになって、かなりマシな人たちに出会えたが、その多数は今や広島からもっと都会に出ちまった。イモは呉だけにいるわけじゃないが、ヤハリ……。

 ホントはもっと、文化にも芸術にも理解がないイモの実例を挙げたかったが、やめた。これ以上つらつら書いても、不愉快になるばかりだもんな。「じゃあなんで、こんな文章書いたの?」と叱られそうだが、単にイモの実例を挙げて、オレが何にイラついているか分かって欲しかったんだよ。