走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ

 と、太宰治の言葉を拝借したりして。なんでこんな言葉を件名に選んだのかと言うと、最近の世の中は「明るく」差別する者が増えていないかと思ったもので。いや、昔から差別者は明るいのかも。ココで少し書いたが、差別や中傷する者は暗がりに潜んでいるわけではないし。

 明るく笑いながら差別発言をする者を、さんざん見て来た。また、こんな事もあった。小学1〜2年生頃の事、学校の帰り道で複数の上級生にいじめられていた時、近くの爺さんに助けられた。ただ、その爺さん曰く「寄ってたかって一人をいじめて……。お前たちそれでも日本人か!? お前たち、朝鮮人か?」と。この爺さんは、悪い人ではないのだろうが、ヤハリ明るく差別をしているような。

 世の中、明るく振る舞う者は善だと言うヘンな思い込みがありやしないか? 「ネアカ・ネクラ」と言う造語を作ったタモリですら後年「この言葉を言い出してから、表面的な明るさや暗さでモノをはかる奴が増えた! 『根』を見ろと言いたかったんだ俺は!」と言っていたし。明るい態度で陰湿な行為は出来る。そこを見誤って、みんな見当違いなドブにはまってしまったのではなかろうか。ちなみに、件名に使った言葉にはこんな続きがある。

人モ家モ、暗イウチハマダ滅亡セヌ

 意外と世の中、そんなもんなのかも。