オレは絵やマンガを描いていると、過去に(「描く事」以外で)オレを罵ったり嫌がらせして来た連中の声が脳裏をよぎり、非常にとってもすごく辛くなる時がある! ぬおお。最近はそうでもなかったが、こないだぶり返して苦しかった……。ううう。
こんな癖を抱えて、今まで絵やマンガを描いていたのだから、オレは偉いよ。んで、描いてる時に脳裏をよぎる罵声は、だいたい過去の仕事中のものだ。詳述すると辛いけど、ひとつ言うなら警備員時代に、現場近くの中学の男子生徒から受けた嫌がらせを、こないだ思い出したんだよ! それは唾吐かれたり、石投げられたりした奴からの罵声だが、ここに書く気にはなれない……。嫌な言葉をここであらためて文章にするのって、思った以上に辛くて。
もしかしたら、罵声などが脳裏によぎる癖は、オレが絵を描く事に対し劣等感があるのと「一人前」信仰みたいなものに縛られているせいかも知れない。それぞれ具体的に説明出来るか分からないが、まあやってみよう。前者は、親父はじめ色んな連中に酷い事を言われたりされたりの影響は否定できん。あと、いつまで経っても上手くならない事も、劣等感を強くしている。次いで後者。前述の親父から「趣味ってのは、一人前に働けるようになってから、やるもんだ」と言われた事を気にし続けている上に、実際仕事でうだつが上がらなかった事が理由だ。……結局両方、親父の言葉に縛られての事じゃねえか! 何やってんだオレは! いやいや、自分にキレても仕方ない。クソ親父の呪いは、だいぶ解けたと思ったんだがなあ……。やっぱり、自分の人生を自分で生きる楽しさを知るのが遅れたばっかりに、こうなったのかなあ……。
嘆いてもどうにもならないが、家庭や職場で味わった悔しさがイマイチバネにならなかったのもあって、劣等感は続いている……トホホ。
(続く)