サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)でニンサルダーのネームを何度もボツになり、その度にやり直して気付いた。オレはネタの練り込みが、決定的に足りなかったんだ! チャレンジャーズも、ちくワワもそうだった……。くおお。しかし、既に発表した作品はどうにもならない。これから描く作品に、注力しなければ。最近、チャレンジャーズの執筆にも、ちくワワの電子書籍化にも乗り気でなかったのは、無意識のうちにネタの練り込みの足りなさに気付いたからだろうな……。ワンスモアくおお。
しかしサブカルBCはありがたい、オレひとりで執筆していたら、ネタの練り込みを真剣に考えるまで成長出来たろうか? 否(いな)! 断じて否! それはそれとして、ネタの練り込みですよ。プロットを作ったり、それやボツネーム*1を叩き台にネタを練り直したり……。なんで今まで、それが出来なかったのか。その理由は悲しいかな、オレがマンガを描く事に尻込みしていたからだろう。生前の親父からの「見切りをつけろ、見切りをつけろ」の連呼などのせいで、しなくていい萎縮を……。なんてこったいオリーブ。萎縮のせいで、どっちつかずに絵やマンガを描いていたから、成長のチャンスを逃したと言うか。家庭内の同調圧力って、怖いからなあ……。親父のアホー、しくしく。とは言え今なお描いているんだから、水木しげるが柴田亜美氏に言ったところの「仕事爆発」をさせなきゃなあ……。
話を戻そう。マンガを描く上でネタを練り込むには、時間が必要だ。商業マンガ家は四六時中マンガを描かねばならんから、いきおいそのための時間も割けるけど、アマチュアマンガ家はそうはいかん。仕事や家事の合間を縫って、ネタを考え作画してですよ。むかしのオレも、それでネタを練り込む時間を割く癖がつかなかったのは否定できん。前述のように、萎縮もあったからなあ。さておき、以前も言った気はするが、商業マンガ家の方が実は一日・一週間・一月単位*2で見れば描くための時間は圧倒的に多かったり。空知英秋氏の言うように、マンガ家は描くための時間が全然取れない最初の頃が一番キツい。ある意味オレは、そのキツさに屈してしまってたんでしょうなあ……。今、人生で一番マンガを描いている時期になり、ひしひしと思う。うーむ……。
(続く)