「オレのマンガ道つやつやぷう編」も、今回で最終回だ。さて、むかしは自分の絵やマンガを顧みてくれる方が少なかったとフテクサレタコになっていたが、それでも描き続けていたら顧みてくれる方は増えた。ネットが孤独な少数派たるオレを救ってくれた事なども大きいが、第一には「描き続けた」事があったからこそだろう。一時は「オレは何も描けてない」「これから描く事も出来ない」と萎縮していたが、それこそ思い過ごしだったのだ。萎縮の原因を詳述する暇もないが、絵描きマンガ家として孤立していくうちに、自分を見失ったのが大きかった……。繰り返し述べていた周囲の無理解にしても、自分を見失わなければどうにか……って、それはそれで過去のオレに無限の責任を負わせる事になるな。「絵を通して社会と繋がりたい」願望を実現するには、障壁が多かったのも事実なんだし。
前述の「ネットが孤独な少数派たるオレを救ってくれた」件だが、絵を顧みてくれる方に出会えたとか、このブログで何度も言っているサブカルビジネスセンターに巡りあえた件とか、絵の資料やテクニックを簡単に調べられるようになったとか……。最後のは違うんじゃないかって? 絵描きマンガ家として孤立していたら、調べものをしようと言う発想も出てこないし、絵の教本は意外と難しい内容なんだよ! だからネットに救われたひとつに。そりゃネットに転がる悪意に打ちのめされた事もあったが、直接殴られたり、はなはだしきは玉掛けの鎖を首に巻かれ、それをホイストクレーンに引っかけられ「縛り首じゃっ!」とスイッチを入れられたりレベルの事は「今のところ」されてないんだから、ネットに救われたと言った方がええんじゃ。
そんなこんなで、オレのマンガ道は続く。オレが死ぬまで……。さて、新作描かないとねー。
(「オレのマンガ道つやつやぷう編」終わり)