上の図は題名にも書いたように「平和超人パンプキング」と言うキャラだ。オレが２００１年に描いたんだが、こないだ見返した時は「何故カボチャが平和を！？」と、我ながら戸惑った。しかしこいつ、もしかしたら筒井康隆のエッセイから着想したのかも知れない。筒井が終戦直後の食糧難の折、カボチャばかり食べていた事と、当時の喜劇映画『東京五人男』*1の内容を絡めた話から「平和を訴えるカボチャの超人」に思い至ったんだろう。戦争になって、食うや食わずは嫌だもんね。他にも『ピーナッツ』のライナスが信じていたカボチャ大王や、どおくまんの『怪人（ミラクル）ヒイロ』に出てきた「カボチャマスク」*2とかも混じっていそうだが。……いずれにせよ、ワケわからんわい。
とは言えキャラクターなんて、こう言う積み重ねで作るもんとちゃうの？ とも。と言うか、むかしのオレは今よりキャラ作り上手かったのでは……。世に受け入れられず、長らくフテクサレタコだったけど、あの頃もっと突っ張っておけばなあ……。愚痴だ愚痴だ、パンプキングをツイッターに放流して、少しは好評価をいただいたんだ、それでいい。余談だが、題名の浦野光うんぬんは「どくろ怪獣レッドキング」と「平和超人パンプキング」の語呂が似ていて、それで『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』の浦野のナレーションでレッドキングの名を読み上げたくだりを連想……もうええわ！ こんなことばっかりして。ほんとうに、こんなことばっかりして。そういや今日は、実相寺昭雄の命日だったわ。偶然とは、恐ろしいもんじゃのう。
