走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

原稿用紙を半分こ……からのアイディア出し

 サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)で使う原稿用紙が心もとないので、ストックを半分ほど通所用バッグに入れた。新品買う余裕はなかったが、ストックがあって本当によかった。それはいいのだが、サブカルBCで描いている『ちくワワ』の完成原稿、68ページに達した。昨年7月からはじめて17回、よくも描いたものだ。一回あたり4ページを描き続けられるか不安だったが、描いてみればやれるモンタナ。しかーしっ! そろそろ「サメベーダー編」は終わるが、その次どうしよう? サメ映画もゾンビものも嫌いなので、次はゾンビものへのアンチテーゼでも描こうかしら。「ゾンビーノ」と言うエナジードリンクを愛飲している者が、次々にゾンビのごとき怪物になり……なんか『空飛ぶゆうれい船』のボアジュースみてえだ。ボアジュースは、飲んだ奴は怪物にはならんものの、最後に溶けて死ぬんだけど……。ゆうれい船と言えば、主人公が少年と犬の組み合わせってのは大佛次郎の『ゆうれい船』を原作としたテレビ時代劇『進め!次郎丸』でもそうだったな……オレは何を言ってるんだ。「次の作品のために……、次の次の作品のために……」と言う精神状態とは言え、ここでブレーンストーミングしてどうする。次のエピソード考えていなければならんのは事実だが、それをここでやってもなあ。そもそも、サメベーダー編を締めくくり、それを発表せねばならんだろ。

 だけど乗りかかった舟と言うやつなんで、もう少しネタの拾遺を図る。前述の「ゾンビーノ」と言う名前は、永井豪によるテレマガ版『グレートマジンガー』に出て来た悪霊型戦闘獣のそれだ。グレートマジンガーのコミカライズと言えば、のちにスパロボシリーズにもフィードバックした、桜多吾作による冒険王版に出て来た「量産型グレートマジンガー」が有名*1だな。マッドサイエンティストが、ちくワワをモデルに「量産型ちくワワ」と言うロボット犬を作っての騒動……。あ、案外イケるかも。これ以上は「感想の前借り」になるから、実際に描くまで案を練らんと……。それとも、騒動をもっとコンパクトなものにして、ギャグ4コマとして原点回帰するか……。それじゃ変身ヒロインものから原作どおりのギャグものに先祖返りした、テレビアニメ版『赤ずきんチャチャ』だよ。ところで、サメベーダー編に込めた寓意はいろいろあるのだが、そんなの読者には関係ない話なのでここでは書かない。

 マッドサイエンティストうんぬんで思い出したが、オレのオリキャラマッドサイエンティストと言えば「藤沢 勇七朗(ふじさわ・いさなあきら)」博士がいるけど、彼をちくワワに絡めるのは、どうなんだろう? そんなに有名なキャラじゃないから、出してもいい気がするけど、今回は見送ろう。目指す~は、ミステ~ロ~ン~……歌ってる場合か。話を戻して、藤沢博士はオレの脳内においてヘンなとこで常識人になったから、別のマッドサイエンティストを出すか……って、結局マッドサイエンティスト出すんかい。4コマで登場人物多くしてもオレが辛いだけだから、レギュラー絞り込みたいのに……。と言うか、いよいよ赤塚不二夫作品の前轍を踏んだ*2気がして。赤塚のフジオ・プロにいた事もある古谷三敏みたいに、増やしたキャラをどんどんスピンオフさせて新作を描く手もあるが、時間が……。ぬおお。

 とりあえず、次のエピソードに使えそうな案が頭の中にいくつか出来たので、サメベーダー編が終わったら描いてみよう。……サブカルBCが、連載を続けさせてくれればの話だけど。いえね、急な仕事の変更があれば、ちくワワどころじゃなくなるかも知れないので。今回、文中敬称略。

*1:いや、スパロボに出たから、若い人にも有名になったと言うか……。

*2:それは、あとから出したキャラが主人公より存在感を示す事。