「縁は異なもの味なもの」と言うが、縁の大切さを最近噛みしめる事に。いえね、今は亡き友人「瑠那真矢」君との縁が、オレの「創作同人電子書籍」いっせい配信への参加に繋がっていると思って……。彼とともに2005年の「こみっくトレジャー」に参加した*1時、のちにいっせい配信を主催する、なかせよしみ(id:y_nakase)氏の同人誌『でもくらちゃん』を査収したからな。ところで、真矢君と出会った*2のは、地元広島の「広島コミケ」である。2001年にそこで悪い奴に引っかかり、さんざんな目に遭ったが、その頃「もう、広島コミケはやめじゃあっ!」となっていたら、真矢君との縁もなかったわけで。そしたらこみっくトレジャーに行く事もなく、なかせ氏の同人誌を入手する事もない……。なんか田辺節雄による『戦国自衛隊』コミカライズ版のワンシーンみたいな事を言い出してるが『でもくらちゃん』を覚えていた事が、いっせい配信に繋がってるのではと言うところから思索しての事だ……。
しかし真矢君は既に亡く、オレの今の姿を彼に見せる事は出来ない。それは寂しいが、オレの創作活動を尻押ししてくれたひとりとして感謝し、手を合わせるくらいなら。してみると、オレの人生は決して悪い事ばかりじゃなかったのか……なんと。このところ、オレが自らの悪意や憎悪に飲み込まれ自滅しかかっていたのではと思い、いろいろ考え直してるのだが、その効果が出たのかも知れない。
真矢君との縁が、思わぬところでオレを羽ばたかせてくれたとあっては、迂闊に落ち込んでいられん。いろいろな意味で、立ち直らんと……。