走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

すきっ腹にヘビーな本は、こたえる……

 以前何冊かまとめ買いしていた電子書籍マンガのうち、星野実氏の『オリジナル同人て売れるの?+オリジナル同人の電子書籍て売れるの?etc…』をやっと読んだが……。題名のように思った次第。今、全然金がなく、5日に金が入るまで何も食えない状態なので……。後日レビューを書こうかと思ったが、そんな余力もないのでこの記事で簡単に内容を話そう。

 読んだのは星野氏が2017年から2019年までに出していた同人誌の合本で、内容は『オリジナル同人て売れるの?』と『オリジナル同人の電子書籍て売れるの?』と『オリジナル同人の電子書籍を配信代行会社さんにお願いして売ってみた話』の3冊で構成。オリジナル同人の電子書籍? そう、ある意味なかせよしみid:y_nakase)氏の『創作同人電子書籍のススメ』シリーズに近いのだが、星野氏の方はよりシビアな「金の話」がよく出てくる。これは、なかせ氏のシリーズがオリジナル同人の電子書籍化と、その発表の場として自らが催す「いっせい配信」の話が中心になっている故の違いかと思われる。星野氏の方は「同人続けるには、先立つものがなくっちゃな」と言う身も蓋もない話を赤裸々にやっていて、それがシンプルな絵と構成に似合わないヘビーさで語られているのだ。いや、金がない今のオレに余計こたえたのかも知れん……。ダメじゃん!

 オレのフトコロ具合はさておき、オリジナル同人をやってて、それの電子書籍配信に興味がある方には両方読んだ方がいいかも知れない。あと、オレがヘビーに感じたのは、何度もこのブログで言った、自作のアピールに無頓着すぎなところを思い知ったからだ。今の時代、それが出来ない同人作家は埋もれまくるしかねえと、再認識させられた……。トホホ。金の話とアピールの話で、大きくへこんだのよ、ハッキリ言って……。金銭的にも渉外担当能力的にも、星野氏も前述のなかせ氏も、オレよりずっとタフなマンガ家なんだと思い、自分の弱さが悲しくなったし。金があって食べていられる時に読めば、また違った感想があるのかも知れないけど、それでもマンガ家としての弱さが身に沁みたろうなあ……。ぬええ。

 とりあえず、作品を描くスキルはあるけど、金や渉外担当能力は、すぐにどうにもならないしなあ……。ウーム。とりあえず、飯抜きで晩の薬を飲むとするか……。くおお。