風呂入っていたら、唐沢なをきの『電脳炎』と言う４コママンガに出ていた「OA仮面」と言うキャラの事を思い出し、げんなりした。何かにつけてパソコンをバットで壊して回る、ひとりラッダイト運動みたいな奴で、こいつが嫌さに電脳炎を読むのをやめたくらい嫌いだった。と言うか、このところ嫌いなマンガのキャラや作品が多数脳裏で反芻されて、題名に書いた感想が出たのだ……。マー、好きな作品やキャラも少なくないし、自分で描けば納得行くものが出来ると信じてもいるから、マンガに絶望しきってないんだけどね……。
こう言う心理、非常に珍しいんじゃないかと思う。マンガそのものを嫌いになってもおかしくない心情でありながら、一方で納得行く作品を制作したいと言うのは。「好き」を共有出来る機会や相手が少ない時期が長かった人生だから、こんなひねくれ者になったのかも知れないけど、そこは掘り下げまい。既に前の段落書いていて消耗しちゃったし。あと、嫌いなものの事ばかり考えるあまり、何もかも拒絶し丸まって寝てるわけにはいかん。だから自らマンガを描きたいんだがね……。と、書いていたら、マンガはまだ無理にしても、マンガ系の絵は描けるかも知れないと言う気持ちに。いや、実際新たに下描きをスキャンしたんだが。そこまでやれたのなら無理にでも描いて、電脳炎だー、なんだー、かんだー、カメラのドイだーと言わない方がよかったかも知れない……。カメラのドイ関係ないやろ。今はパソコンをしまって、スマホでこの記事書いてるんだけどね。
あるいはオレの前に設けた扉が、ますますますます狭き門になり、他者の作品を受け入れる事も、こっちから相手に向かって言葉や作品を発信するのも困難になったのかも知れない。嫌いなマンガうんぬんだけじゃなく、現実にオレを酷い目に遭わせて来た連中の事までしょっちゅう反芻した結果が、これだよ！ これからはもうちょっと、いい事を考えよう……ちくしょう。ギャーッ！ 火の用心だよーっ！ ……なんで火の用心かは言わない。
