走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

考えてみれば、ファミ通の「アニメ絵」に関する難癖を、恐れることはなかったな……

 朝から、例によってファミ通やその兄貴分のパソコンゲーム誌『ログイン』あたりの「アニメ絵」への悪罵*1を思い出しげんなりしていたが、考えてみれば当時から怯えなくてもよかった話だった。むかしは周囲に「同好の士」はおろか、ファミ通やログインについて「ひどいね、ひどいね君(くん)」と言い合える相手もいなかったし、オレが「メディアを疑う」事を知らなかったし。もし、これらが備わっていたら、ファミ通やログインに怯えなくてもよかった! ……備わってなかったから、今も苦しんでいるんだけど。

 なんでこんな話をするのかと言うと、朝から嫌な事を思い出しげんなりしたからだ。ツイッターで「キャンセルカルチャー」を振りかざす連中のせいもあるが、連中については詳述せんぞ。ファミ通だけでも腹立たしいのに、連中にまで言及していたら、怒りが暴走するわ! 話を戻して、結局オレが「アニメ絵」への悪口に過剰反応するのは、自己防衛のためなんだよなあ……。これ以上我慢出来るかと言うか。しかしここで「アニメ絵」への悪口を言った連中をなじっても、オレをたしなめる者は出てもオレに賛同する者は出ないだろう。今までがそうだったんだし。だからと言って、好きな絵を描いてりゃ幸せになれるだなんて信じてもいない。描いている後ろから、バッサリやられたら、おしまいではないか。だが、いささか警戒しすぎたきらいはある。「結局何がしたいんだ、あんたは」と、釘を刺された事もあったし。「警戒しつつ、好きな絵を描く」のがいいと思っていたが、警戒しすぎた。繰り返すけど。

 しかしなー、ファミ通などのせいで「暴力的な外因で、好きな絵を描けなくなったら、どうしよう」と言う不安や恐怖が強く植え付けられたのは否めない。ハッキリ言って、その恐怖が20年前に表現規制反対活動をさせる一因だったが……。今、その辺は厳しいな。オレがむかしほどあれこれ出来なくなったり、肝心の表現規制反対派がグダグダだったり。そこら辺は今言う気力がないので、別の機会にするけど。

 こうもオレが怯えているのは、いろいろやりたい事を上手く出来る環境じゃなかった故に、せんでもいい萎縮をしていたからなんだよな。ファミ通などの件にしても、今にしてみれば「うるせー!」と一蹴すりゃよかった話だったのに。奴らにあれだけしつこく「アニメ絵」をdisられたら、うんざりもするけどよ。だけど、もはやファミ通などへの復讐は考えていない。そんな暇があったら絵を描きゃいいのだ。描いてる間に暴言を思い出すから、辛いんだけど。やっぱり創作をするには、鉄面皮を千枚くらい貼らなきゃダメか……。それもやり過ぎると「自分以外全部バカ学」と「絶対魔拳」を併用しだして、別の意味で鼻持ちならない奴になるけど。

*1:としか言いようがない!