走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

締め切りが、あると描けない。ないと描かない

 サブカルビジネスセンター(以下、SBC)で絵やマンガを描いていて、つくづく「締め切りが、あると描けない。ないと描かない」って言葉は真理だと……。SBCで決められた時間に描くと言う事は、それだけケツに火が点くって事でもあるからな。だから『精神障がいエッセイマンガ』を88回と『ある日の乗鞍家』を26回*1も描けたのだろう。言い換えれば、どんだけ時間を無駄にしてたんだ、オレは……。マー、創作に向いた状況でなかった時が長かったのもあるけど、悔やまれるのは悔やまれる。と、書いていて、オレの周りに創作に理解がある者が少なすぎたのもいけないと思うように。繰り言だが、家族は「ああしろ、こうしろ」ばかりで、友人知人にも創作者は少なく……。どうしたもんだろう、あきませんな。これでSBCに通ってなかったら、去年のコロナウイルス蔓延でギブアップしていたかも知れない。それ以前に、どこかで命を絶っていた可能性だって……。「縁起でもない事、抜かすな!」とのお叱りもあろうが、SBCにたどり着けなかったらオレは十中八九詰んでいたんだよ。くわばら、くわばら。つるかめ、つるかめ。

 ただ、逆に言えば趣味として*2絵やマンガを描く事が減ったな。それはSBCでの仕事に労力・リソースを割いているからなのと、SBC以前に自分の描いていたものへの疑問*3が出て来たのとがある。それに「絵を通して社会と繋がりたい」欲求は、SBCでの仕事で充分満たされる気もしてねえ……。あと、オレの恥はSBCの恥になるのではと思うと、迂闊な物は描けんし。前述の「SBC以前に自分の描いていたものへの疑問」も、そこと無縁ではない。やっぱりいろいろあるわけよ、どっかに所属して創作するってのは。第一、趣味で描いてるものには「締め切り」がない。それでは、描かなくなるのも当然だっ! オレは……と言うより趣味で絵やマンガを描いてる者は……そんなに忍耐強くない。たとえば、adobeのソフトじゃない方のイラストレーターの氷厘亭氷泉氏が、ツイッターでばかすか描いた絵を挙げているペースが異常なんであって……。あの人は化け物だ、何の参考にもならん! 話を締め切りに戻すと、自分で締め切りを設定してそれを守れる創作者って、相当の強者だよ。自分で設定した締め切りは、自分で破るのも容易だからな。学問同様「描く事」も習慣づけるのは難しいんだよ、描かない者には分からんけど。

 それで最初の段落に書いた「オレの周りに創作に理解がある者が少なすぎた」事も、締め切りうんぬんに関係して来る。創作の現場*4を見る機会に恵まれなかったから、どう締め切りと格闘しているかも見てなかったのだ……。趣味で描いてる者がどう締め切りを設定して、どう時間をやりくりしてるかも、しかり。その意味では、オレは創作に対する姿勢が甘かったとしか言えない。それはこう言うところ*5にツケが回って来て……。寿命も残り少ないし、創作に使える時間もその分減っちまった。なんとかしなくっちゃなあ。「だったらブログ記事書いてんじゃねえよ」と言われたら、返す言葉もない。なので更新を不定期にしたはずなのに……。

*1:2021年3月17日現在の話。

*2:SBCでの執筆は「仕事」だと言える、誰が何と言おうと。

*3:言っておくが、個人的なものなので詳述はしない。

*4:既に創作者が作った物ではなく!

*5:どう時間をやりくりするか。