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克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

新・オレのマンガ道その14

a-katu.hatenablog.com

 上記記事の続き。ひと月半弱時間が経っているので、やや仕切り直しの意味を込めて、今回は下記のツイートから話をはじめよう。

 「自分の漫画は自分にしか描けない」……同感である。サブカルビジネスセンター(以下、SBC)に通うようになって、そこでいろいろマンガを描いているうちに「ああ、これは自分にしか描けないな」と実感するようになったし。やはり自分のマンガは自分にしか描けないと言うのを実感するには、ある程度数をこなさねばならん。だから多くのマンガ入門書で「完成させる事」「それを多くする事」が勧められているんだろう。正直オレは、もう数をこなしてマンガを描く事は出来ないと思っていた時期があった。しかしSBCが、その機会を与えてくれた。世の中どこにチャンスが転がってるか、分からんな。と言うか、絵にしろマンガにしろ「こう描かねばならん」みたいな思いこみがあったのがよくなかった。それをSBCでいったん捨てて、己(おのれ)をむなしゅうして学んだら、どんなに完成度が低くても自分にしか描けないものが描けると思えるように。人間、死ぬまで勉強じゃの。何度も言うけど「自分にしか描けないもの」と「完成度の高いもの」は、別だが……。

 オレが「もう数をこなしてマンガを描く事は出来ない」と思ったのは、家族……特に親父……にマンガ描いてる事を責められ、萎縮しているうちに挫折し、統合失調症まで患ったからだ。それから絵やマンガを描くのも頻度が減り、一時は完全に筆を折る事も考えた。考える度に「じゃあ、そのあとどうすんだよ。絵やマンガを描くために覚えた事やらなんやら」と言う気になって、思い直していたけど。それが幸いして、SBCで第二のマンガ道を歩む事になった。どこまで続いてるか分からないけど、自分にしか描けない作品を手に、歩むしかねえ。と、書いていて、この「新・オレのマンガ道」シリーズを、あと1~2回で一区切りさせる事に決めた。だらだら書いていても決着がつかんし、書くのもどんどん間が空いてしまっているし。次回以降でまとめっぽい話をする予定。(続く)