走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ハッキョキョ、ハッキョキョ、飛び出した!

「ええっ!? そんな?」
「そう、ハッキョキョが飛び出したんだよ」

 自分でも何言ってんだか分からんな、この出だし。元ネタは、シティボーイズのコントなんだが……。それはそうと、ツイッターやpixivで「恋川はやと」*1氏が描き続けている4コマ『美術部ガール』シリーズが面白い。「ハッキョキョ、ハッキョキョ、飛び出した!」とか言い出して書く話かとなじられそうだが、人様の面白いマンガを読むと嫉妬と言うか「なぜオレは、こんな面白いものを作れなかったんだろう……?」と言う気持ちになり、発狂するのだ。話を戻そう。美術部ガールシリーズは、とある中学の美術部に所属する女の子の日常生活を描いた4コマだが、笑えると同時に切ない。今もオタクはのけものなのかとか、いろいろ考えさせられて。オレは男だし美術部にも属してなかったが、オタクでのけものだったのは共通していたので。美術部ガールの方は、なんのかんの言って交友などに恵まれているが、オレは心底孤独だったんだけど。

 オレの孤独はさておき、もしオレが「オタクの学園生活」をテーマにマンガを描いたら、白い目で見たり石投げて来る奴らに「てめーら、見世モンじゃねー!」と、谷岡ヤスジのマンガみたいな反撃をする主人公になりそう。白状すると、サブカルビジネスセンター(以下、SBC)で描いてる4コマ『ある日の乗鞍家』の長男「天馬」にそう言う役割を与えようとしたが、まだ描けてない。天馬に石投げる連中を描くのが、とても苦痛でねー。オレが面白いマンガを描けないのは、そう言うところにあるのかも知れないが話を続けよう。美術部ガールシリーズは、前述の「オタクの学園生活」を描くのにおいて、いろいろバランスが取れている。オタクである事に過剰に開き直り*2をせず、嫌味にもならず……。繰り返すが、オレもあれくらい面白いマンガを描けたなら、いちいち自己嫌悪におちいらずとも済んだろうにレッドローニン。しかし、最近のオタクネタマンガも成長したね。描き手が。むかしは過剰に卑屈な印象のマンガが多かったんだが……。それは描き手の精神的なものやオタク社会などの「未熟さ」にあったと今となっては思うけど、オレはいい気がしなかった。SBCで他の利用者が描いてるマンガも、作者がオタクである事への自虐がすぎて、そこが鼻につくのがあるし。誰のとまでは言わんけど。オレ自身が「オタクの学園生活」を描けんのは、いくらフィクションでもオタクに石投げる連中を描くのはキツいのと、何よりオレが中卒だと言うのとが大きい。その中学時代とても、いい事まるでなかったしなあ……。だからオタクな家族が肩を寄せ合い、うちのなかでオタクライフと言う話になっていたが、いい機会だ。時間があれば天馬たちの学園生活でも描くか。描いてSBCのOKが出るかは分からんが、まあ。

*1:「恋川」と「はやと」の間には、本来は半角スペースが入る。

*2:それはオレがしょっちゅうやってるから、余計に意識するのかも知れないが。