走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレは「しっとマスク」にはなりたくない!

 こないだ広島から呉に帰るバスで、前の席にアベックが座っていた上にイチャイチャしだして、オレは立つ瀬がなかった。だからと言って、そのアベックに嫉妬を向けるわけにもいかんが。オレは「しっとマスク」にはなりたくねえんだ。「しっとマスク」とは、むかしあるマンガに出ていた、モテない男が覆面を付けてアベックを襲撃する時の名前である。オレはそこまで落ちたない。「現実にやったら犯罪でしょう?」とか言わないように、オレは「しっとマスク」こそ今で言う「インセル」くらい醜い存在だと言いたいのだ。

 モテないけど「しっとマスク」にもなりたくないとなると、どうにかして別の幸せを見つけるしかないが、それもかなわず……。金が唸るほどあれば、下世話な話フーゾクにも行けるだろうけど……。それ以前に、自分の不幸を大体忘れて生きられそうだが。

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 上記記事みっつでも自分のその手の人恋しさについて触れたが、答えは出なかった。世間から拒絶された反動で、世間を拒絶した時間が長くなりすぎたかも知れんとは思ったけど。この辺の葛藤にも「銀の弾丸*1はない。だから対症療法でしかないけど、別の幸せを探すしかねえんだ。それ以前に、世間を拒絶するのをやめればいい気もするが、それでもなあ……。亡き友惟任さんが生前オレの事を「自分の現状を嘆きながらも、それを変える行動はしない」と言っていたが、あの頃は今よりいろいろあきらめていたからな……。オレには明るい未来はないと思い、今以上に捨て鉢だったし。いや待て、オレが明るい未来を信じられた時期って、あったのか? と自問しだしたら、思春期に入ってからずっと、絶望的な事が続いていたんじゃないのかと言うのが答になってしまった。最近はオレを取り巻く環境は少しずつ良くなってるけど、その「小さな幸せ」とバーターに、どうしようもないほど大きな不幸を受け入れなければならないのではと言う恐怖が……。これを相談しても、人によっては「持病がそう思わせているだけ。それが良くなれば、いろんな事が楽しめるようになるから」と返される。持病の統合失調症による判断力の低下は事実なんで、反論も出来んのが。トホホ。

 オレがここに来て勉強しだしたのも『独学大全』に触発されたのもあるが、ずいぶん前『風雲児たち 幕末編』で、寛政の三奇人のひとり蒲生君平が「晩年、書斎に閉じこもった」みたく描かれたのを覚えているのもある。オレもいろんな事をあきらめて生きるしかないなら、やけになって勉強しようかと。悲しい選択ではあるがな。……って、結局世間を拒絶しとる。そうじゃない、そうじゃないんだ。それじゃ勉強に対して失礼だよ!

*1:要するに一発で解決する方法。