むかし、ファミ通で羽生生純が1ページマンガで「新しいファイナルファンタジーのキャラデザイン」として「ヒロイン……日野日出志」とか描いていた*1のを見た時、すっげえ腹が立ったのを思い出した。しかしこの怒りを話せる相手もいなければ、上手く言語化も出来ん。すっげえ悔しかった……。その時の怒りや悲しみを、今思い出しあらためてげんなりしている。なんでファミ通は、ああなのかしらねー。当時ある同人イベントで、そのネタで爆笑していた知人にキレかけ、場を白けさせたし。こう言うところが、オレの孤立の一因なのかも。ある種の悪ノリが苦手なあまり、そこに入っていけないと言うか。自分が面白いと思うネタを独自に打ち出すのも、まだ上手く行ってないし。オレはエンターテイメントに向いてないのか? とさえ。と言うかさあ、オレはなぜ孤立せにゃならんのよ。最近は新しい人間関係が出来て来たけど、長らく孤立していたのは事実だ。そのあまりに、自分の人間関係構築能力に自信がなかったからなあ。
話を最初の羽生生純のギャグに戻すが、これに限らずファミ通はある種の「可愛い」……ぶっちゃけ「アニメ絵」……に対する敵意丸出しであった。今どうなってるか知らんから、過去形だけどな。ファミ通の敵意に対し、オレはあらがう術は何もなかった! それが宗教に引っかかり、一時オタクをやめようとするに至った一因でもある。どうしてくれるファミ通。いや、そこは今さら言っても仕方ないか。だが、ファミ通的な敵意は、東西南北前後右左*2に渦巻いている! 下記ツイートで報告された事とかな。
セーラームーンをみんながいろんな絵柄で描くやつ面白かったのに、またアニメ絵は白人に見えてうんぬんみたいな話題(欧米人の一部がやる、おかっぱで目の細い化粧っけのないアジア人というステレオタイプを出すのが多様性だと思いこむ最悪の差別)が出てきてオエっとなる。
— まくるめ (@MAMAAAAU) 2020年5月21日
話を少し戻そう、ファミ通的な敵意にあらがう術をもっと早く身に付けていれば、オレはこうまでひねくれる事もなかった! 我ながら、どびつこい*3が、自分の好きなものを守り通せなかった事が、いまだに悔しくて悔しくて。確かにファミ通にも桜玉吉*4や近藤るるるのマンガが載っていたが、他のページでああでは。とか書いていたら、過去のオレの孤立から来る辛さも思い出し、げんなりして来た。ゲーム誌の読者欄のイラストコーナーを見て気を紛らわしているオレに悪態ついて来た兄貴への恨みなど、いろいろ芋づる式に出て来たし。思春期の前半の頃、オレと趣味を共有出来る者が、宗教に引っかかる前に見つかっていれば……。と、書いていて、オレがあまりに潔癖すぎるんじゃないかとも。同人イベントに通う者にも、ファミ通の悪ふざけを喜ぶ者がいたんだし。いや、オレはオレでビチビチだ。だから潔癖と言うわけでもなく……やめた。今は好きなものを攻撃されてもある程度は動じなくなっているし、この問題をいくら訴えたって、ファミ通をかばう者はいても、オレの意見に賛同する者はなかったじゃないか。好きな絵を描いていた方が、どんなにか……。