走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

だばびく、ずしゃぶっしゅ~

 題名は桜玉吉『ブロイラーおやじFX』の最終回で、主人公のブロイラーおやじが出した時のオノマトペだ。何を出したって? 精液だよ。マンガだから、大量に出ること出ること。「下ネタかよ!」とお叱りを受けそうだが、そのシーンがあんまりすぎて、逆に気に入ってしまったんだバカヤロウ! と言うか、オレもあんだけあんまりな射精シーンを描いてみたい。桜玉吉が描くような哀愁漂うおやじじゃなく、可愛いショタとかふたなりさんで。今度は「なんな今日は!」と言われそうだが、もう疲れたんですよ! ウイルスに怯えつつ生きるのにも、ツイッターの口うるさい連中の顔色うかがいつつ生きるのにも! たまには、こんな話もしたくなるわいいいっ! と、言ったところで、以前話した「エロに対するアンビバレント」の話になる。あんだけ下品な話をしといて、アンビバレントもあるかいとツッコミが入りそうだが、まあ聞いてくれ。いろいろあって、エロい絵を見せたりエロい話をしたりに抵抗が出来た自分と「何を言ってやがる」と思っている自分が、内面で綱引きしてるんだよ。そのいろいろとは、ツイッターでの罵倒合戦を見せつけられたり、自分が作品を発表する環境に変化が生じたり……。おかしい、オレは「きらいなひとにめいわくがかからない」見せ方をしてたはずなのに、どうして抵抗が? それが「発表する環境に生じた変化」に関係する。いえね、内輪にだけ見せていたつもりが、ネットと言う場ではどこまでも筒抜けだったのではないかと思ったり、他にもいろいろ。一方で、「何を言ってやがる」と言う自分がそこに反発しているのでややこしい。その反発には、かつて宗教に自分の性を支配させて苦しんだ過去から、今もその二の舞になろうとしてるのではと言う危惧を告げているのが大きい。ジェンダーバイアスが少ない社会にはオレも賛成だが、そのための努力を別ベクトルで他人の性を支配したがる者の都合いいように使ってはねえ。今はこうとしか言えん、すまぬ。

 こんな話を書いたのも、苦悩してるからなんだよ。どう苦悩してるかと言うと、中学時代、性に関してタテマエしか言わない者と、下品な冗談のタネにしか使わない者との間で苦しんだのを、いまだに引きずってると言うか。「おてまえいくつでござるか」とのそしりは、あえて受けよう。あの時相談相手がいなかったばっかりに、性欲と性への嫌悪感両方をコントロール出来ず、気が付きゃ前述のように宗教に自らの性を支配させてしまった。これは痛い。なのでツイッターでの「フェミニスト」による性嫌悪キャンペーン*1に辟易しているのだ! また、性を支配されるんじゃないかと……。アンビバレントと言うくらいだから、一方で「フェミニスト」の性嫌悪が正しいんじゃないかとも思ってしまっていた。しかしこの記事を時間をおいて書いているうちに、「フェミニスト」への疑問が強くなってしまって。『戦前不敬発言大全』と『戦前反戦発言大全』の作者「高井ホアン」氏に「国際結婚は国際強姦」とか「ハーフは劣っている」とか言った*2り、それで内輪で盛り上がった「フェミニスト」の話を聞いて、疑問が大きく……。マー、ツイッターでわめいている「フェミニスト」に怯えてるオレもオレだが。と言うか、オレは異見を持つ者が怖いんだ。いつ屈服させられるかと……。そこら辺は別の機会に語るが、人権を大切にしようと言う体裁を取ってるはずの「フェミニスト」が、高井氏に限らず自分たちに従わない者へ悪罵を投げつけるのは、どうよ? と言っておく。だから「フェミニスト」もまた、パターナリズムお化けになっちまったのではと長らく疑問に。……「だばびく、ずしゃぶっしゅ~」からはじめて言う事でもないな、流石に。 

*1:としか、言いようがない。

*2:高井氏は、ハーフである。