走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレもよく、こんな事をするよ

 今日、買い物を済ませて帰ろうとしたら、とあるじいさんが連れ合いのばあさんに「〇〇番(のバス乗り場)で待っとれ!」とデカい声で言ってるのを聞いた。そのバス乗り場で帰りのバスを待っていたら、件のばあさんがそこを通りすぎようとしていたので「〇〇番はここですよ」と教えてあげた。ばあさんとじいさんもバスに乗る事が出来、ばあさんにはずいぶん感謝された。なんでも目が悪くて、番号がよく分からなかったらしい。

 さて、オレが手助けしなければ、ばあさんは困り、じいさんはキレていたかも知れない。往来で周りに聞こえるような大声で連れ合いにものを言うじいさんでは、あるいは。と言うか、なぜじいさんは目が悪いばあさんにある意味無体な指示を出したのか? 不親切なじいさんだ。しかしオレもよく、こんな事するよ。たいていの奴はシカトするだろうに。マー、それがオレの性分なんだが。目の前で厄介事が起きそうで、自分がなんとか出来るのなら動きたくなると言うか。見返りとか期待はしていない、厄介事が起きなかったり最小限に食い止められるだけで満足なんだ。新約聖書に「右手のしている事を、左手にも知らせるな」とある。むかし宗教に引っかかった時その言葉を知って、いまだに尾を引いているのかも知れんけど。ここで事の仔細を書いたら、左手どころか理論上世界に触れ回っているんだけど。と言うか、バス乗り場の案内と言うか説明書きが意外に不親切なのかも。もうちょっとなんとかならんもんかねー。パオロ・マッツァリーノ氏の言う「自立の鬼」が、あまりに多すぎるからか? オレはそう思っているが、あなたはどうかな。