22年前に殺されかかった鉄工所でいびられてどうにもならなかった時、「仕事をさせてください!」と言ったら、のちにオレを殺そうとした、鉄工所の社長の弟が題名の「ワレに何が出来るんな?」を言って仕事をさせてくれなかった。相談相手もおらず苦しい思いをしていたので、こんないびりを受けている事を誰にも言えなかった。家族はアテにならんかったしねえ……。
話を戻すけど、勤めはじめて何ヶ月も経ってないなら、出来る事なんか少ないか最悪なくったって仕方ないじゃないか。それをなんじゃい! いびったり、殺そうとしたり! 殺されかかったのをあまり人に言えなかったのは、「冗談だ」と社長の弟がとぼければそれまでだと思ったのもある。オレの人生、味方が少なかったからなあ……。今みたいに、友人知人とネットで気軽に繋がれたわけじゃないし。あんな事があったため、いつまた殺されそうになったり、殺されるんじゃないかと不安で不安で……。さらにねじれて、自己嫌悪からくる希死念慮にも繋がっている。鉄工所だけじゃなく、あちこちの勤め先で上手くいかず、「オレは結局、何をやってもダメなのかなあ……?」と萎縮したら、生きていくのがいやになった時が。それは持病により、ますますこじれてしまったんだが。何度「オレなんか、生きていても仕方ない」と、絶望した事か。そもそもオレが、キチンとマンガを描いてマンガ家として食っていけてれば、鉄工所だの警備員だので働かなくても済んだろうに。かえすがえすも、悔やまれてならない。