走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

『いだてん』感想

 6日に『いだてん』の第一話を見たが、いやあ面白かった。最初は「何露骨な東京五輪推しなんだ」と思っていて見るのを迷っていたが、ツイッターで人とやり取りして気が変わり、見る事に。そのため最初の数分は見られなかったが、見た部分だけでも面白かった。

 話が昭和と明治を行ったり来たりするんだが、明治のパートでオリンピックの理想と現実のギャップを、「トランドの悲劇」に絡めて述べると言う皮肉のきいた事をやったり、日本の体育のズレた点を笑いにこめたりしているところで「宮藤官九郎は、単なる五輪推しにこの話をするつもりはないな」と感じ取った。それと、第一話に登場した天狗倶楽部の面々のインパクト! これに持っていかれた。天狗倶楽部の映像化だけでも、『いだてん』には価値があったんじゃないか? 明治パートの主人公、金栗四三の登場もふるっていた。明治パートではほぼ名前を出さず、最後に強烈な登場の仕方をしたし。ネタバレになるからあまり詳しくは言えないけどな。

 あと、昭和パートの志ん生に扮したビートたけしを見て、「この人、いろいろ問題はあるけど、こう言う役は似合うんだよなあ」と思ったり。

 こりゃ、一年楽しみだな。