題名のなぞなぞの答えは「馬に乗った丹下左膳」だ。なんでこんななぞなぞを引っ張り出して来たのかと言うと、以前サブカルビジネスセンター(以下、SBC)で聞いた話がきっかけで考えたある事に繋がるのだ。その前に、SBCで聞いた話を説明しよう。講師がある利用者に、少し前まで『パプリカ』と言う曲がごり押しされていたが、今は鬼滅の刃のアニメ版主題歌『紅蓮華』が取って変わっていると言っていた事が。これを聞いてオレは「パプリカは此度の東京五輪のテーマソングだが、それが廃れたって事は五輪で消費を促そうってのはあきらめたのかも。その代わりに鬼滅の刃が推されているなら、なんか戦前の丹下左膳ブームと昭和15年のオリンピック中止によってやけになって祝われた、皇紀2600年記念式典を同時にやってるみたいだな」と思ったのよ……。ほら、丹下左膳が出てきたでしょ? 我ながら説明が長い気はするが、話の順序と言うものがあるんだよ。
と、書いてから話が全然進まず放置していたが、それも限界なんで書き進める事にした。丹下左膳をwikipediaで検索したところ最初の映画版は悲劇であったらしく、それでもヒットしたと言う点や最初に書かれた小説では「乾雲丸・坤竜丸」と言う大小一対の刀が出て来るところが、鬼滅の刃が本来暗い話であるにもかかわらずヒットした事と「日輪刀」と言う刀が出て来る事を連想させる……、と言う牽強付会もしたくもなるわさ。現代があまりにも、昭和初期をなぞりすぎてて。