ラノベ『二度目の人生を異世界で』のアニメ化が作者のヘイトスピーチ発覚により中止、原作本も出荷停止と言う顛末に。これについて思う事をあれこれと。
これは、「ネトウヨ春のBAN祭り」が成功した事と無縁ではないような気がする。流石にみんなヘイトスピーチに辟易していたと言うか。一方で「結局、金にならないからじゃないの？」と言う指摘も一理あるとも。
実は今回の件、作者のヘイトスピーチがツイッターで取り沙汰された時にそれを見ちまって「こんな酷い事を言う奴とは、関わり合いになりたない」と思っていた。と、同時に「これだからオタクは」と言う声もいやだったので、「このアニメ、ポシャってくれんかな〜。それが無理なら放送された時にあさりよしとおに酷評されてしまえっ」とも心の隅で思っていた。ポシャってくれて、まずはめでたい。
こう言う動きが出ると言う事は、人はどんどん道徳的になっているって事なのかな。あるいはパオロ・マッツァリーノさんが言う、「人は繊細になっている」ってのが近いのか……。自分の中で、咀嚼しきれない物があるのと、作者に対し「ざまあみろ」と言う（あまり褒められた物ではない）気持ちがあるのとで、これ以上は上手く言えそうにない。今回はこれにて。
