えっとさ、この手の話(ヨメがダンナのコレクションを処分)ってヨメが悪いという方向でだいたいトークが進むけど、私有財産の勝手な処分に関してはその通りだが、まずもって日本の趣味者たちはどいつもこいつも自分の趣味について家族と話し合わなすぎだと思う。
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2018年12月14日
このツイートを見て、いろいろ思った事を書く。数年前ある本屋で、電撃ホビーマガジンの前にいた父娘が立ち止まると、娘が父親に「買っちゃダメだよ? ママに怒られるよ?」と言ってた事があった。それを見た時には、「お父さん、がんばれ!」と思った*1が、今上記ツイートを見たら、お母さんが怒るとかにも納得せざるを得ない事情があるかも知れないと思うように。ただねえ……。夫婦の場合はともかく、趣味をうかつに家族に見せたら、趣味を人質に取られたり攻撃される事も。オレが兄貴にそうされていたし。オレが集めた同人誌を捨てるのなんのと言ってきたり、それ以前にはオレがゲーム誌の読者欄のイラスト見てる事にケチつけたり……。思い出したら腹立って来たな。つまりね、家族が話し合える相手じゃない場合だってあると言う事で。小林一三が言ったとされる「あほっ、禁止されてないものの許可取りに行ったら、禁止されるに決まってるやろ!」と言う言葉のように、なし崩し的に黙認を狙うのもありかと。それを、こなたまさんは嫌ってるのかもだけど。
引用する気になれないから伝聞の形で書くけど、なんかの日本一のコレクションが所有者の死により奥さんに捨てられたと言うツイートに対し、あるマンガ家が「その嫁は死刑!」と言ったんだが、こなたまさんの言葉を見ると、そのマンガ家こそ言いすぎだと……。生前にコレクションをどうしてくれと、所有者も話し合えなかったのか。あるいは、コレクションのせいで苦労させられた恨みつらみを、捨てると言う形で精算しようとした結果だったのか……。
話を少し蒸し返すが、家庭や家族が自分の安寧にならず、趣味にそれを求める者をオレは否定出来ない。オレがそうだったし。しかしオレの場合、趣味を否定する家族のせいで「こんな趣味捨てねばならんのかも」とどこかで思い、ために宗教に走った……。家族が話し合いの相手にならない場合、こう言う事もあるんじゃないかな? オレが仮に家庭を持ち、家族を養わねばならない身*2だったら、こなたまさんの考えにより近くなってたかも知れないが。以上、ツイッターで言える長さではない*3ので、このブログに書きました。