走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

エロ絵に対する羞恥心

 手元にあったクロッキー帳を見返したら、全裸か乳を晒した女性の姿が多くて、見ていてなんか恥ずかしくなった。まだ羞恥心なんてものが残っていたのか、オレにも。そんな自分に「今さら、なにカマトトぶっとんねん!」と言う気持ちにもなるがな。しかしながら、エロ絵と言うのは好事家がこっそり見るもんではないかと思う自分も。少なくとも、メザロードがザビタンに悪魔の紋章を突きつけるかのような真似は、しちゃいかんのではと……って、『アクマイザー3』を知らんもんには、なんの事やら分からんたとえだ。

 とは言え、いわゆる18禁と一般向けの作品の間に、汽水域とかグレーゾーンみたいなものがある事には否定的でない。それを横車を押してなしにしようとすると、絶対に無理や弊害が出るからな。と言うか、18歳未満の思春期のもん向けのエロは要りそうな気もするんですがねえ。身も蓋もない話だけど。そういや琉球新報(電子版)の思春期向けのコラムだかで、オナニーはポルノを見ずに「優しい写真」を見てしようと書いてあったが、「優しい写真」って何さ。見せてもらおや、おまへんかー! 確かにエロいコンテンツをおおっぴらに勧めるわけにはいかんのだろうが、「優しい写真」と言う言葉も欺瞞臭くてなあ……。

 と、書いていてオレの中学時代……、オナニーを覚えてからの事を少し思い出した。そんな話を家族に出来るわけもなく、ましてや同級生の下品な冗談は聞くにたえず、性に関しては後ろ暗いものを感じつつ生きていた。だから中学卒業して、宗教に引っかかったのだろうが……。そんな経験をしたもんだから、性についてキチンと自己肯定出来ないと、歪んだ世界に引きずりこまれるんやないか? と言う気がしている。と言うか、エロについて人とどう話をしているんだ世間の者は。それが分からんのが、自分の中にまだ残るエロ絵に対する羞恥心の源泉かも知れない。源泉シービュー号、海底科学作戦……。原潜だって。