走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

沢山描くと言う事

 よく「絵は沢山描けば上手くなる」と言う。しかし、量を描くにはそれなりに描く速さも要求される。ココでも少し触れたけど。

 描く速さが遅いのと、量を描かなかったために、オレは絵の方でうだつが上がらないのである。それで終わらせてもあんまりなので、もう少し話を続けてみる。『サルまん』で「ポーズなんてものはなあ……見て描きゃいいんだ! 見て描きゃ!」とあったが、まさしく真理である。見て描けない者が見ないで描けるわきゃないのだ。見ながら描いていくうちに、自分の中に色んな蓄積が出来る。それが描く速さを底上げする事もあるのだ。若い時分にそれに気付いていれば、もうちょっと絵が上手くなり、マンガのアイデアにスキルがついて行き、プロは無理でも同人で小銭は稼げたかも知れないのに……。マー、家族や宗教がオレに絵を描く事より自分たちの思惑通りに動くことを期待していたのもあったけど。書いていてつまらん人生を再確認してしまった。トホホ。

 話を戻そう。上手くなるために描く量ってのは、速さにも影響される。繰り返すが若い時分にそれを分かっていれば、もっと真剣に絵に取り組めていたろうに。速く描くために今の絵柄を選択したところもあったが……。