気が滅入って仕方ない、トホホ商会。なんだそれは。それはそうと、オレが長いことファミ通を恨んでいた*1のは「アニメ絵」と言う、オレが好きな絵柄をしょっちゅう攻撃され、それに対抗する理論武装が長らく出来なかったのが大きい。好きなものを車がかりで責められて、面白いわけあるか！ しかし、むかしは家族から「あんたの意見は世間に通用しないんだから、何も言うな」とか「お前が自分だけで決めて、一度でも正しかった事があるか！」とか言われ続け、いろんな事に対する不安が倍増していたのもあって。オレはホントに、トホホマンだ……。
前述の家族からの暴言により自我の目覚めみたいなものが遅れ、そのためいらん苦労をしたのは事実だが、取り返しがつく事ではない。だからと言って家族からの仕打ちの分まで恨みを上乗せして、ファミ通をどうこう言うのも辛い。ファミ通を攻撃して、得をしたためしがないし。かつてのファミ通の「アニメ絵」叩きは、今で言う「炎上商法」に近いものかも知れないが、それを今指摘しても喧嘩すぎての棒チギレ……。と言うか、オレがゲームと言う娯楽を楽しむに際し、あまりに理論武装をしすぎていた可能性だってある。「若気の至り」と言えばそれまでだけど、自分の楽しみを肯定するために、理屈を述べ続けなければならないのは悲しい。繰り言だが、ゲームや絵に関して腹を割って話せる友人を、早めに見つけておれば！ ちくしょう。今はファミ通の誌面より、自分の周囲の環境の悪さが恨めしいよ。こちらも、当時の非力で可憐なオレには、どうする事も出来ないものだったけどね。
やり直せるなら、あの頃をやり直したいが、当時の苦しかった事を全部「上手く」やり直せる自信はない。今やれる事に注力するくらいしか出来ん……、ううう。それに、過去を悔やみ続けるのは、過去のオレに無限の責任を負わせる危険な行為だしな。ここまで書いて、だいぶ気が楽になったので、この記事終わる。
*1:今は恨んでいるとは言いにくい、いろいろあって。
