走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

チャレンジマシーンから「実際に走るキャラクター玩具」についての覚書

 ちょっと「冒険オートバイ チャレンジマシーン」の事を思い出したので、書きたくなった。もともとアメリカでバイクスタントマン「イーブル・クニーブル」の玩具として出てたものを、日本でポピー(現・バンダイ)がイーブル・クニーブルだけじゃなく、仮面ライダーストロンガーとゴレンジャーのアカレンジャーもラインナップに加えて売ってたんだ。販売当時、少しは流行ったみたいだけど……。と言うのも、どれだけの距離走らせたか、どれだけの高さジャンプさせられたかの記録を書いた広告もあったみたいなんで。あと、元がアメリカの玩具なんで、結構デカいのよチャレンジマシーン。現物には、まだお目にかかった事ないけども。

 それにしても、チャレンジマシーンのような「実際に走らせる」キャラクター玩具って、日本ではすっかり数が減ったよな。2000年代前半には、仮面ライダーのバイクのラジコンもあったけど、最近のライダーはそんなにバイク乗らんみたいだし……。ガンプラが流行ってから、コレクションするものとしてのキャラクター玩具が定着したのも大きいのかしら? うーむ……。オレは実際に走るキャラクター玩具への興味が比較的薄いから、見落としは大きそうだけど。チャレンジマシーンについても、オレにはのちの本やネットの断片的な情報しかないし。「キャラクター玩具」としているのは、ラジコンカーなど実車をモデルにした「走る玩具」は今も多いし、ミニ四駆はキャラクター玩具とは違う*1気がして。ミニ四駆と言えば、最初のブームの頃はタミヤ以外のメーカーも、雨後のタケノコのように追随した商品を出していたな。バンダイガンダムシャアザクの頭を車にしたり、イマイはマッハ号とサンダーバード2号をミニ四駆のパチモンにしたり……。サンダーバード2号のやつは、流石にデザインに無理があったけど。それを言ったら、前述のバンダイのやつもそうか……。さらにバンダイは『天空戦記シュラト』のプラモで、シュラトたちの着る鎧*2のオブジェ形態を、自社の出してるミニ四駆のパチモンのシャーシに取り付けられるギミックまで付けてた。なんてこった。ミニ四駆のパチモンだと、アリイの「平成1号・2号」が有名(?)だが、キャラクターものじゃないので今回は割愛する。

 ……チャレンジマシーンの話から「実際に走るキャラクター玩具」について言及したものの、どんどんいらん事言ってる気がして来た。しかしこうして書いてみて、チャレンジマシーンに日本のキャラクターをラインナップに加えたと言うのも、のちのバンダイミニ四駆のパチモンでの商法と相通ずるものを感じた。流石と言うべきか、はたまた「こんなことばっかりして、ほんとうにこんなことばっかりして」と言うべきか……。

 ここまで書いたあと、負次郎氏が下記記事のコメントで、チャレンジマシーンみたいな「走る玩具」はユーザーがより自由に動かせるラジコンの下位互換となって消えた印象と言っていたのを見たけど、一面としてはそう言う事なのかも知れない。個人的にはロボットのプラモが「ブリキのロボット玩具のプラスチック版」から、ガンプラのようなディスプレイモデルに進化した背景とも関係しそうな気はするけど。

a-katu.hatenablog.com

 最後に。走るにこだわらなければ、インタラクティブを追求したキャラクター玩具って、近年ではスマートカメラを搭載出来るナースデッセイ号もあったな……。

*1:売れ行きに波があると言う事で、キャラクターモデルを出さないタミヤが出してるし。

*2:シャクティだったっけ?