走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」の典型

 前にサブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)で、スタッフから「琥珀色の男の夢」と言えば? と謎かけをされ「機甲創世記モスピーダのオープニングですね」と返した事がある。そこまではよかったが、その後オレの心に火が点き、かつてモスピーダのおもちゃを販売していた学研の話をし、模型・玩具メーカー「マルサン」倒産時に学研が一部の設備を買い取った事まで話してしまった……。ううう。これこそオタク川柳のひとつ「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」の典型であろう。だけど心に火が点いたんですもの、こればっかりはどうにも。サブカルBCの利用者の多く*1は、それぞれにひとかどの知識を持ってるけど、そんな中でもオレは「物知りキャラ」の地位を得ている。そうなったのは、最初に述べたような事ばかりしてるからかも知れん。うーむ。「物知りとみなされて、何が困るの」と言われたら、それだけ要らん事言ってるんじゃないかと不安だと返すしか……。

 しかしなー、こんな記事を書くなんて、知識をどこまでてらうかと言うのを気にしすぎだよな、オレは。その理由は、知識に溺れてるようで自分が嫌になるのが大きいが、意見やらなんやらを言う事を家族に封じられていた過去の辛さや恐怖がよみがえるのもある。どっちにしても、損な考え方だ。さりとて「わたしゃ何も~知りません~、出しゃばりおよねに手を引かれ~」てな風に振る舞うわけにもいかん。どうバランスを取ればいいのか……。一方で、単に知識をてらうだけではどうにもならんと、知識を創作の場で活かしてはいるけどねー。どこをどうとは言わないけど。

 書いてて思ったけど、要らん事言ってるんじゃないかと言う不安も、意見やらなんやらを言う事を家族に封じられていた過去の辛さや恐怖も、結局のところ自己嫌悪に依ってるんだよね。いかんなあ……。それだけでは文章の結びとして弱いので、話を続けよう。オレも体系立てて知識を学んでいたわけではなく、比較的狭い範囲の事をかいつまんでいるだけに過ぎない。それでも中学時代の教師から「なんでそんな事知ってるんだ」とか「常識*2が豊か」とか言われてたんだから、どう言う事なんだと。その後*3知人から「克森君は、ビブリオマニア?」と聞かれた事もあったぞ! ビブリオマニアと言えるほど、本読んでないはずだぞオレは! ……かくなれば、知識を武器にマンガ描くしかねえ。オレには知識以外にゃ描く事しかねえんだ。

*1:みんなと言えるほど、利用者との顔合わせはしてない。

*2:知識のつもりで使ったのかも。

*3:だいたい10年以上前?