走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

やけくそ、やけくそ、やけくそパワー。そうでもしなけりゃ進めない

 題名は、今やすっかり見なくなったアニメの販売形態「OVA」のひとつ『おいら宇宙の炭鉱夫』の主題歌の歌詞だ。山本夜羽音氏の訃報を受け、オレが2002年頃に表現規制反対活動をしていた時は、この歌詞がしっくり来る気がするなと思い出して。自分の将来なんて見えないどころか「もう、ない」と思いこんでいて、それでも自分の愛したマンガと言うものの豊かさを後生に残したいと考え、後先考えず行動していたのは間違いないし。確かに無謀だと思われても仕方なかったが、そうでもしなきゃ進めなかったんだもの。生きると言う茨の道を……。それが自分だけの事を考えた時、正しかったかどうかは今も分からない。しかし、お天道様に恥じる事はしていないつもりだ。

 こんな話をしてるのは、下記ツイートも影響している。

 これ以前に、山咲梅太郎氏を表現規制反対活動に身を投じさせたのは、オレかも知れず……。いえね、むかし山咲氏の運営していた掲示板などで彼と表現規制の話していたのも思い出して。その後いろいろあってありすぎて、今の表現規制反対活動については複雑な思いになってるけど。と言うか、2002年と言ったら、20年前ですよ。オレ、あの頃は今日まで生きていられると思わなかったもん。生きていても、マンガを「描く事」などとは縁遠いみじめな暮らしだろうと、将来を考えるとしょげていたし。マー、夜羽音氏の無念を思うと、生きてるのはありがたい事なんだけど。ただねえ……。この先の世の中を思うと、オレはもう(何につけ)「やけくそパワー」は出せない気がする。どうにも気が滅入るんじゃい。いや、20年前の未来予測だって外れたくらいだ。あきらめきるには、まだ早い。どうすりゃいいかは分からんけども。