走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

異常なまでに手間のかかる「マンガを描く」と言う行為

 マンガを描かない人には想像の埒外だが「マンガを描く」と言う行為は、異常なまでに手間も準備期間もリソースもかかる。何作も「描き続ける」つもりなら、尚更だ! 最近つくづく、それを再確認した。サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)に通うようになったり、それで精神的に「描くゆとり」が生まれたり、三浦健太郎の急逝で「やっぱり、一本でも多く自分の作品を残さないとダメだね」と思ったりなどで、ふたたびマンガを描くようになってね……。それはいいんだが、前述のリソースと言うものの確保は厳しいな。心身の健康*1や、ぶっちゃけ金! それでつい、こんな事をツイートした。

 大童澄瞳氏に含むところはなく、マンガがどう言う位置づけであれ、描きたい者を絶やさないため*2には「手間賃」の問題は避けて通れん気がしてね。よく言われる「売り込み方」までマンガ家が考えんといかん現状は、オレ個人で言えば非常に疲れるんだし。あと、マンガ違法アップロードサイトの運営者を義賊扱いしないなどして、描く手間にただ乗りする連中に世間が厳しくなって欲しいとか、欲を言えばキリがないけど。

 などと、つらつら偉そうにも程がある事を書いてしもうたが、マンガを描く手間などに思いをはせたら、それを理解してくれなかった家族と家族の無理解に一度は敗れた自分の両方へのやりきれない思いまで出たのも、この記事を書かせた一因なのだ。いや、最大の原因と言ってもいいかも知れん。そりゃねえ、今はサブカルBCと言ういい環境があるけど、前述の「手間賃」をまとまった形で勝ち取りたかったのも人情なんだよ……。

 ところでオレは、マンガ界も甘くないとか同人イベントに参加するサークルの多くは赤字だとか、いろんな話を踏まえて今回の事を言っている。そう言う現実を考慮しても「描き続けるためのランニングコスト」をどうするかなどから気になった話と私怨をぶちまけたく……。

*1:オレは精神の持病があるし……。

*2:また、オレ自身が描き続けるため。