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克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

続・新オレのマンガ道その2

a-katu.hatenablog.com

 上記記事に続き「続・新オレのマンガ道」を書く。前回「マンガを描く事」から逃げないようになったと書いたが、そもそもなんで逃げていたのか? 最大の理由は、描けなかったからじゃ。なんでよと言われたら、親父に睨まれて萎縮したってのが大きい。親父が死んで何年も経つってのに、何をやってたんだ……。親父がさっと結果を出さんと怒る……もっと言えば結果だけねだる……タイプだったから、マンガを描くと言う「それなりの準備期間が要る事」を理解出来なかったとしか。親父の話をしてたら気が滅入って来た、話を描けなかった他の理由にしよう。描いていて自信を失くしたのも、前述の「マンガを描く事」からの逃げに通じていた。いくら描いても、上手くならなかったものな。上手くならなかった理由は、むかしマンガを描く方面の意見交換が出来る相手が、まるでおらんかったからじゃ~っ! やっぱり世間の人にとって「描く」と言う行為は、相当ハードルが高いものなのかしら。いや、オレが「描く人」との繋がりを持とうとしてなかった時期も長かったしなあ。それは「オレは人の手を借りなくても、面白いものが描ける!」と言う無根拠の自信*1もあったし、そもそも「描く人」のコミュニティに入る術を知らなかったのもあったし……。これ以上書くと、いらんものを「影掘り」しそうなんで、無理にでも話題を明るい方に持って行こう。

 「マンガを描く事」からの逃げがなくなってからと言うもの、なんでもっと早くこれだけ描いてないのよと言う欲も出たけど、それはタイミングと言う奴だろう。サブカルビジネスセンターに入って勉強し直した事、それに伴いデジタル作画の環境を再び整えた事、さらにはオレ自身の心境の変化……。これらがひとつでも欠けていたら、去年『爆烈戦隊チャレンジャーズ』が脱稿出来ていたか疑問なんだし。繰り返すが、あれを描き上げてから、オレの中の「マンガを描く事」からの逃げは消えた。それで2話目を描いているんだけど、もう時間はない。いえね、なかせよしみid:y_nakase)さんとこの創作同人電子書籍いっせい配信がまた3月にあるので間に合わせたいのだけど、ちょっと描くペースが悠長すぎかなと思って。

(続く)

*1:いや、盲信だろう。