走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

横暴な奴が闊歩する作品が嫌い

 オレが嫌いな作品のひとつに「横暴な奴が闊歩する作品」があった事に気づいた。藤子Fの『コロリ転げた木の根っ子』とかな。キャラ単位で言えば、Dr.スランプのペンギン村の婦警とか、片山まさゆきの『大トロ俱楽部』に出て来たゲームの邪魔をするクソジジイとかな……。なんでそんな話をするのかって? サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)の利用者が自分のツイッターで発表しているマンガに、横暴極まりないキャラが出て来たからじゃっ! それで記憶が繋がり、いらん事を思い出したわけです。「敵も酷い奴だが、それをやっつける主人公は、もっと酷い奴だった」パターンのマンガは以前オレも描いたが、利用者の描いたキャラは、単に横暴なだけだしなあ……。やれやれ。しかしスティーブン・キングの『ミザリー』じゃないけど、拉致監禁してそのキャラを強制退場させる話を描かせるわけにもいかん。それに、オレがそのキャラを惨殺する二次創作をしても、いろいろ困る事になりそうで。お手上げです。

 アンチテーゼとして「横暴な奴*1が酷い目に遭うマンガ」を描こうにも、その横暴な奴を描くのが苦手だ。ツイッターにはお手本が、ここにもそこにもあそこにもいるけどにゃー。「にゃー」じゃねえよ! 以前オレが描いた「敵も酷い奴だが、それをやっつける主人公は、もっと酷い奴だった」パターンのマンガにしたって、もっと敵を酷く描けばよかったと後悔してるよ。むかし、山田玲司がある雑誌のマンガの描き方相談で「どうしても悪人が描けません」と言う相談に対し「『クッキングパパ』を描きなさい!」と答えていたが、オレも悪意と程遠い世界を描いていた方がいいのかも知れない。そっちの方がアンチテーゼになるんかなとも。しかし悔しいなあ、最初に述べたサブカルBCの利用者のマンガが、オレのマンガより注目されているかも知れないと思うと……。ツイッター*2は、注目されている相手に取り上げられないと見てもらえるチャンスが激減するとは言え……。どうすりゃいいのさ、この私! コーココ、困った!

*1:前述の、利用者のマンガのキャラを直接描くわけではない。

*2:と言うよりSNS全般か。