走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

こんちくしょー、また落ち込んで来た

 ブログを書いてて、また落ち込んで来た。ちくしょー。理由は、これ!

 星新一の『あーん、あーん』については言及しない。ショートショートだからネタバレはまずいし、言及しようとすると余計に落ち込む。ジョジョ5部の「自分の汚れを落とそうとして余計に汚れてしまい、うろたえるパープル・ヘイズ」状態になっても、仕方ないしな。『あーん、あーん』を思春期の辛い時期に読んで、物欲や欲求に対する罪悪感が強くなったとまでは言えるが……。こんな事なら、読むんじゃなかった。こう言う経験が重なって、何度か言及した「未知の物語」への恐怖やうんざりした気持ちも強く……。分かるか! ええ、分かるか! ピストル大名! ……もうええがな。「未知の物語」に食指が動かんのは、持病の統合失調症により映像作品を観たり読書したりが苦痛な事が増えたのも大きいが。しかし物欲への罪悪感は根深く、プラモ屋をひやかすだけで罪悪感が出る時も。いいじゃねえか、オレ。

 「物欲への罪悪感」と「未知の物語への恐怖」が、ちょっと困った事を招いている。せっかくスパロボの新作『スーパーロボット大戦30』*1が出るってのに、前述ふたつの感情で素直に喜べんのだ……。オレがニンテンドーDSでやってたスパロボはバッドエンドではなかったし、一種のお祭りみたいなゲームだから安心しているところもあるが、前述の「物欲への罪悪感」によりオレは買っていいのかとか、買ったとして「未知の物語への恐怖」からクリア出来るのかとかね……。だいたい、物を買わなければ幸せなのかと言うと、実はそうではない。人間、飯食って寝てるだけでは生きて行けんのだ。それは「生存」かも知れんが「生活」ではないし。それと、思春期に物欲や欲求への罪悪感が植え付けられたのは、家族のせいでもある。同人誌を買ったら「いっぺん死ね!」と言われたり、他にもいろいろとあればね。してみるとオレの不幸を星新一のせいにしそうになってただけとも言えるが、思春期前半にはオレのしたい事を肯定してくれる価値観に出会えなかったのは事実だ。その反動が、一方で物を買う事への執着(しゅうじゃく)に繋がっているのかも知れん。なんぎなオレ……。この辺の怨念は、まだ消えそうにない。困った話だ。

*1:30とは、2021年がスパロボ30周年の由。