走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ぬおお、いろいろこたえる

 下記記事で書いた「広島コミケ」での少年サンデー出張編集部で、拙作『爆烈戦隊チャレンジャーズ』に言われた事が、今になって重くのしかかっている……。主人公の掘り下げ方がね。

a-katu.hatenablog.com

 少年サンデーの方に言われた事は、なかせよしみid:y_nakase)氏のブログの下記記事でも言われていた事に重なる。「どうしても登場人物が多くなる分、短いページ数の中での展開は難しい」と言う箇所に……。オレもそこは気になっていて、回を追うごとに主人公である爆烈戦隊チャレンジャーズこと乗鞍家の描写が、不足しているように思えるのだ。これはふたつの問題点から起きた事で、ひとつはオレが「話の段取り」に追われすぎた事。もうひとつはサブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)で乗鞍家のキャラを流用した『ある日の乗鞍家』を描いていた事。どこかで「そっちを見りゃいいじゃないか」と、大それた事を考えていたのだ。かつて星新一は、文章を書く際「星新一と言う作家に、はじめて触れる読者」に向けて書いていたと言う。「仮に読んでもらいたい順番があったとして、その通りに読んでくれるとは限らない」からだそうな。なぜそれを踏襲しなかったんだ……、オレのバカ。

y-nakase.hatenablog.com

 嘆いても仕方ないので、これから描く時に反省点を盛り込めばええわ。あと、全10話の予定を、12話にして……。ここからは余談だが、かつて山上たつひこ氏が『がきデカ』をはじめる前に提案したアイディアは『スタミナ捜査班』と言う「大人の刑事による集団ギャグ」だった。それを編集者が嫌がったのも、今では頷ける。ギャグと言う短いページの連載で、複数の主人公を描くのはきついと、編集者は見たんだろう。「短いページ数で複数の主人公を描く」問題は今のオレにも言える事なんで、これからの展開は相当思案投げ首せんと……。やっぱり、はじめた以上は締めくくらんといかんし。

 なんでこんな事を書くのかと言うと、来年3月予定の「創作同人電子書籍」いっせい配信に向けてチャレンジャーズ5話の執筆を再開せんといかんので、思った事をちょっと。