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克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

「完全にひとりでまかなえる趣味」って、実はないのかも知れない

a-katu.hatenablog.com

 上記記事で「ひとりで楽しめるような趣味」がむなしいと言ってしまったが、趣味と言うようなもので「完全にひとりでまかなえる」ものって、実はないのかもとも思っている。「ひとりで楽しめるような趣味」とはインドア系・オタク系のそれを指して言ってるつもりだから、今回それについて限定する。本を読むにも音楽を聴くにもアニメを見るにもゲームをするにも、まずそれらが作り出されなければならず、それは他人が作った物です。逆に自分でそれらを作る趣味にしても、今どきは読者・観客・聴衆などがいる事を想定している事だろうし……。反論はあるかも知れない、しかしオレには「完全にひとりでまかなえる趣味」って、実はないのかもと思えて。それは上記記事で「ひとりで楽しめるような趣味」がむなしいと言ったのも関係している。同記事では地元で孤立してるとも言ったが、むしろオレ自身が他人を拒絶しつつあるから、受動的にも能動的にも趣味を楽しめなかったのかもとね。

 こんな風に考えるのは、33年前の今以上の孤独・孤立が関係している。あの頃ゲーム誌のイラストを見たりなどを「ひとりで楽しむ」事に限界や不安などいろいろよくないものを感じて「家族とはもう無理だから、誰か他の人と趣味で仲良くなりたい!」と強く思った事があって……。その時の感情が焼き付いて、今も引きずっているのだ。だからこんな風にぐずぐずと。以前、滝本竜彦氏が「ひきこもりはオタクになれない。オタクはすごくコミュニケーションを取るから」と言ったのに首肯しているのも前述の引きずりと無縁ではない。その後、趣味を同じゅうする者と仲良くなる事は出来たが、同時にそれで「趣味が合うからと言って、そいつがいい奴とは限らない」と言う事も学んだけど。20年前、ちょっとね……。それは当時オレの人間関係構築能力が今以上に弱かったのも影響していたけど、あの時以来趣味を通して「内面的なプラグ」を他人と繋ぐのが怖くなってたのは否定出来ん。今はだいぶ克服出来たけど、時々弱気が顔を出す。持病など、いろいろあって……。とか書いていたら、また辛い過去が後ろから襲って来そうになって来たんで、この辺にしておく。